2021年12月6日 / 聖書に関する思い出
もうだいぶ会ってないのだが、私にはクリスチャンの友人がいた。それで思い出したことを、大したことではないが、 note にしてみたい。
彼の話では、これまで聖書を散々読んできた(あるいは読まされた)が、新約聖書より旧約聖書の方が面白いと言っていた。
それは彼の本心だったかもしれない。あるいはある種の照れ隠し、韜晦だったかもしれない。
だが私の経験から言うと、私にとっては、旧約よりも新約のほうがはるかに胸を打つのである。
まあ、これは年齢のせいかもしれない。この話をしたころは、彼も私も若かった。
たとえば最近読んだヨハネによる福音書には、以下のような節があった:
ヨハネによる福音書の12章はアンドレ・ジッドの有名な小説のタイトルにもあるが、イエスがその死の前夜に言った言葉であるといわれている。
クリスチャンでない私は聖書の言葉を正確には理解できないが、それでも新約を読むと、人が生きるということをしみじみ考えてしまうのである。
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