2019年6月2日 / Maxima の設定

Mathematica から Maxima にぼちぼち移行している。だいぶ分かってきたのだが、今日環境を変えたらうまくいかなかったので、その解決法をメモ。

具体的には、こちらの Windows マシンで、plot2d や plot3d などの表示がうまく行かない。このために Maxima は gnuplot などの外部プログラムを利用するのだが、こういうグラフィカルなインターフェースとか機能は Mathematica のほうが優れているよなあ。

問題を簡単にまとめると、テンポラリファイルが、Windows のロングファイル名だったのが、いわゆる MS-DOS 形式の短いファイル名でアクセスされたので、file not found となってしまったということだ。よくあるやつ。特に、ユーザアカウントのフォルダでこの問題にしょっちゅう引っかかる。UNIX 系だとこういうことはないのだが、Windows はほんとどうにかしてほしい。

解決策としては、システム変数の maxima_tempdir を指定すればよい。Maxima ではシステム変数は単なる (グローバルな) 変数なので、フォルダ名を文字列として代入すればよいだけである。たとえば、

(%i11) maxima_tempdir: "C:/temp";

などとすればよい。Maxima マニュアル「8.1 Functions and Variables for Evaluation」を参照のこと。


うーん、それにしても、こういう内容は、はてなブログにまとめたほうがいいかな。はてなと note の切り分けについては悩み中…。


参考にしたページ:
An odd gnuplot error and a work-around using maxima_tempdir -- The MaximaList
Widnowsで8.3形式の短いファイル名を表示させる:Tech TIPS - @IT

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