元呉座界隈の某個人についてのお気持ち表明

2通の文書

私の所属する早稲田大学高等研究所事務所(高等研事務所)に、元呉座界隈の某個人の代理人(弁護士)から今年4月21日付で以下の私宛「通知書」(内容証明郵便)が届いた。

「呉座界隈」の定義などについては、記事「呉座界隈問題と私のTwitter夜逃げ(その1)」
https://note.com/mshin0621/n/n9a332859c9f0
参照。
これに「元」を冠するのは、私の定義では、呉座が鍵垢を解錠して垢消しまでした現在、
呉座界隈はすでに消滅していることになるため。

配達証明1

配達証明2

配達証明3

そして、高等研事務所に6月7日付で以下の私宛有印「通知書(再)」(赤レターパック)が届いた。

通知書(再)

落手までの時差

某個人は今でも誤解しているのかも知れないが、私がこれら4月21日付「通知書」と6月7日付「通知書(再)」を落手したのは6月21日のことだ

私は、別に基礎疾患があるわけではないが、防疫には人一倍神経質になっている。
QOLをLよりも大事にしている。
また、こう見えてお上から「不要不急の外出を自粛して」と言われると、それにできるだけ順う性質だ。

なので私は、4月19日に高等研事務所に立ち寄った後、疫情が悪化したため緊急事態宣言が解除された6月21日まで高等研事務所への立ち寄り(以下、「出校」と称す)を自粛していた。
この期間、私はどうしても急いで確認しなければならない資料があって早大図書館を訪問したりはしたが、高等研事務所には何も用がなかったので、一度も出校していなかった。

6月7日付「通知書(再)」に

当職は、貴殿に対して、2021年4月21日付け通知書を送付し、これは同月23日に貴殿に到達しましたが、その後貴殿からは何らの支払いもご連絡も頂いておりません。

とあるが、私は当時その通知書を読んでいなかったどころか、そんな私宛の内容証明郵便が高等研事務所に届いていることすら知らなかった
「同月23日に貴殿に到達し」ていないのだから、私から「何らの支払いもご連絡も」ないのは当然だ。

そもそも、私は記事「呉座界隈問題と私のTwitter夜逃げ(その1)」で

念のため言っておくと、私が現在所属している早大高等研に私の部屋や机はない。
もともと同事務所に立ち寄るのは月に1、2度なので、待ち伏せなどは効率が悪いと忠告しておく。

と明記していた。
また、私はただの招聘研究員なので出校義務はないが、たとえあったとしても疫情が悪化すれば出校頻度を下げることは容易に想像できただろう。
なので、4月21日付「通知書」の

依頼人は、貴殿に対して、本書により以下の3点を請求するものです。
いずれも本書到達後7日以内に履行されることを求めます。

という請求は、もともと無理があった。

私の黙殺

とにもかくにも6月21日にこれら2通の文書を読んだ私は、どうしようか考えた。

まず、慰藉料を支払うという選択肢は論外だった。
数十万円だろうと5000兆円だろうと請求するのは某個人の自由だが、それを拒絶するのも私の自由だ。
まさか、弁護士を代理人に立てて内容証明郵便を送らせれば、私がそれを裁判所命令と勘違いしてホイホイ振り込むと思ったわけでもないだろう。

抗議内容(4月21日付「通知書」の2-3枚目で大きく黒塗りにした箇所)について、note記事で反論や説明をすべきだろうか、とは考えた。
ただし、私は記事「呉座界隈問題と私のTwitter夜逃げ(その1)」で

私は(文字通り)誰にも不当な泣き寝入りを強要するつもりはない。
だから呉座たちも、私への提訴を決定したのであれば私に連絡してよい
何かあれば以下のGoogleフォームからどうぞ
多分、送信された内容すべてに目を通すことはないでしょうが。

と明記していた。
私への提訴を決定したのでもないのに私に郵便物で連絡してくることは、私の定めた規則への違反となる。
もし規則違反の連絡に対応したら、私は自分で定めた規則に自分で違反することになってしまうと考えた。
なので、これら2通の文書は黙殺することにした。

こう書くと、「お前が勝手に決めた規則を他人に押し付けるな」と思われてしまいそうだ。
そう思う人がいるのはもちろん理解できる。
ただしその論理だと、4月21日付「通知書」で勝手に決めた3つの請求をしてきた某個人も
同じであり、どっちもどっちだということになるだろう。

ちなみに当時、私は「もしかしたら某個人はGoogleフォームからも同内容の抗議をしていたのに、私がそれを見落としていたのでないか」と思い、Googleフォームの回答一覧にザッと目を通したがそのような抗議は見付けられなかった。

黙殺することにした理由は他にもあった。
私のnote記事がそれほど受忍できないのであれば、弁護士に内容証明郵便を送らせる前かそれと同時に、森新之介のnote記事のどこがどうダメかという自分の抗議内容をブログか何かで全世界に発信すればいいだろう
だが私の知る限り、某個人はそういうことをしていない。
言葉で飯を食っているのにそうしないことは、私にとって理解できなかった。

4月21日付「通知書」では問答無用で請求を履行せよと言っていたのに、6月7日付「通知書(再)」では

依頼人は、本件について早急にお支払いを求めるところでありますが、貴殿と協議を行うことについてやぶさかではございませんので、合わせてお伝えしておきます。

と態度を変えてきたことも、私には理解できなかった。
この一文の下には

なお、速やかにご連絡をいただけない場合は、やむを得ず法的な手段も検討することといたしますので、ご承知おきください。

と書き添えられていたが、私は某個人と協議することについて極めてやぶさかだったので、前述のようにこれら2通の文書を黙殺することにした。

某個人の沈黙

東京では6月21日に緊急事態宣言が解除された後、疫情は再び悪化した。
なので、私が次に出校したのは、次の緊急事態宣言が解除される前日の9月30日だった。
できれば解除初日の10月1日まで待ちたかったが、この日は台風が関東に最接近するとの予報だったので仕方なかった。

前回から3か月以上ぶりに出校した私は、どうせまた某個人から私宛に何か郵便物が届いてるんじゃないかと思っていた。
しかし、そんなものは何も届いていなかった。
某個人から私への(弁護士を代理人とした)連絡は、今のところ6月7日付「通知書(再)」で止まったままである

では、私は何故こんな記事を公表することにしたのか。

某個人が特定されないように文書の画像を黒塗りしているとはいえ、こんな記事を公表すれば、私にそんな意図がなくても某個人は挑発行為と解釈してしまうかも知れない。
寝た子を起こすようなことにもなりかねない、という危険はよく理解しているつもりだ。

当たり前すぎることだが、読者は某個人が誰なのか特定しようとしないでほしい。

ただ、私はこの業界内外の人たち、特に業界内にいる私より若い人たちに知ってほしかった。
あなたのいるこの業界にはこういう某個人がいて、研究などに携わっているんだということを。
だからこれを他人事と思わず、くれぐれも自衛に気を付けてほしい

なお、某個人とその代理人に1つ忠告しておく。
この記事を読んで、今後は高等研事務所に電話などで「森新之介宛の郵便物を送ったから届いたらそれを森の自宅に転送しろ」とか「出校して受け取るように森に伝えろ」とか要求しようと考えるかも知れない。
しかし、それはただの無駄(または業務妨害)にしかならないので止めておくように。
高等研事務所の職員さんたちは、招聘研究員である私のためにそこまで対応する義務も義理もない。

予告

次回は「呉座勇一と国際日本文化研究センター(その2)」を公表する予定でいる。
ただし、これは書くのにかなり苦労しそうなので、いつ公表できるかは分からない。
できれば今月中に公表するつもりだ。

Googleフォーム

何かあれば以下のGoogleフォームからどうぞ。
多分、送信された内容すべてに目を通すことはないでしょうが。

最後まで読んでくださりありがとうございました。