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「対バン」を味わう

皆さんこんにちは。

10月11日のZepp DiverCityでの公演を皮切りに、Creepy Nutsが各公演ゲストを招き、「Creepy Nuts 2 Man TOUR『生業』」という対バンツアーが行われている。

中の人は、このツアーでも争奪戦必至と言われた11月8日のZepp Nagoya公演(ゲスト:緑黄色社会)に参戦することができた。
今回は、その様子をお伝えしていきたい。


公演概要

10月11日 Zepp DiverCity(ゲスト:My Hair is Bad)
10月12日 Zepp DiverCity(ゲスト:マキシマムザホルモン)
10月18日 Zepp Sapporo(ゲスト:iri)
10月25日 Zepp OsakaBayside(ゲスト:Dragon Ash)
10月26日 Zepp OsakaBayside(ゲスト:Saucy Dog)
11月8日  Zepp Nagoya(ゲスト:緑黄色社会)
11月9日  Zepp Nagoya(ゲスト:SUPER BEAVER)
11月15日 Zepp Fukuoka(ゲスト:UVERWorld)


参戦に至るまで

3月に行われたフロホリ、5月に行われたJAPAN JAMで好きになり、聞くようになったCreepy Nuts。そして、長屋晴子ANNXから好きになり、6月に行われた『pink blue tour 2023』で初参戦してさらにハマった緑黄色社会。
そんな2グループの対バンライブが発表になったのが、緑黄色社会のライブの約1週間後の6月23日。
タイミングがタイミングということもあり、どこであろうと中の人はもはや投げる一択だった。

そして、抽選結果発表当日。
人気アーティスト同士の夢の競演、そして、Zeppという箱ということもあり、タイムライン上には、ほとんど落選の画面しか確認することができなかった。

しかし、中の人が当落を確認すると、そこには当選の2文字が。
これ以上のことは無いと思い、数ヶ月先のエンタメを楽しみにしていた。


参戦当日

護国寺にて、山陰方面のギャラクシー番組の密会が行われた翌日。
午前中で仕事を切り上げ、そのまま帰宅。
着替えの後、すぐさま自宅を飛び出し、いざ名古屋へ。

滑り込んできた新幹線に乗るも、自由席はほぼ満席状態。
しかも、PC作業をしようとするも、動作が重く、作業どころの話ではない。
結局、車内では昼食を摂る以外のことはほぼできず、1時間と少しで名古屋に到着。

その後、グッズを購入するために、一度Zepp NAGOYAへ。
あおなみ線を平然と走る貨物列車に驚きつつ、現地に到着。
タオルやリストバンドなどを購入した中の人は、ふと思った。




ホテルどうしよう





名古屋駅まで歩いている道中、安くいいホテルを探すと、地下鉄に数分乗った場所に、中の人が度々行っているチェーンのホテルを発見。

チェックインをし、部屋で小休憩を挟んだ後、再び現地へ。
既に列が形成されており、中の人も、手元の整理券番号を頼りに列へ。

Creepy Nutsと緑黄色社会の曲を聞きながら待つも、ガード下のため、時折電車の音が響く響く…

そして、会場に入る。
中の人は、ワンドリンクのコインでビールを手にした。


以下のライブゾーンについては、それぞれのアーティストで書きたいことが多くあるので、各アーティストごとに分けることとする。


緑黄色社会

開演時間を迎え、暗転したのち、緑黄色社会のメンバーが登場する。
『キャラクター』で幕を開けたステージ。
イントロのストリングスの音ですぐさまテンションが上がる中の人。
そこから『ピンクブルー』、『Don!!』と、ライブやフェスでの鉄板曲を連発させ、会場を盛り上げにかかる。

MCパートにて、Creepy Nutsとの関わりについての話があった。
フェスや音楽番組で同じ現場になることはあるものの、Creepy Nutsとの対バンは初めてだという。
そして、Creepy Nutsがオールナイトニッポンの元パーソナリティということもあり、ライブ前日に放送された長屋晴子ANNXについての言及があった。
しかも対バンライブ前日の放送回では、小林一誓さんと一緒に体力測定を行ったという内容。これをCreepy Nutsの2人に話したところ、DJ松永さんが、シャトルランをやりたいとのこと。Creepy NutsのステージでのMCパートでも、DJ松永さんが「俺、シャトルランやります」と宣言し、観客を沸かせた。

『ジブンセイフク』『マジックアワー』とバラードを続け、会場中を長屋さんの歌声で魅了させたところで「かっこいい曲をやります」との前振りから『ミチヲユケ』を披露。
その後、ここ数日の音楽番組で取り上げられている『Shout Baby』で、観客を沸かせる。

MCのあと、今年の夏を彩った『サマータイムシンデレラ』を披露。
素敵な思い出でいっぱいだった今年の夏を思い出すことができた。
その後、『sabotage』にて、盛り上がりをさらに増幅させる。

終盤に差し掛かり、『Mela!』でフロアを最大限に盛り上げた後、新曲の『花になって』を披露。
2日前に放送された音楽番組でも披露を観ていたが、やはり生での披露を観ると、長屋さんの歌声はより違って聞こえ、その凄さを味わった。
その興奮のまま、ラストナンバーの『始まりの歌』を披露。
”アレ”を達成した試合に先発した背番号35の姿がよぎってしまうも、盛り上がった会場をさらに温め、緑黄色社会のステージは終わりを迎えた。

セットリスト

M01 キャラクター
M02 ピンクブルー
M03 Don!!
MC
M04 ジブンセイフク
M05 マジックアワー
M06 ミチヲユケ
M07 Shout Baby
MC
M08 サマータイムシンデレラ
M09 sabotage
M10 Mela!
M11 花になって -Be a flower
M12 始まりの歌




Creepy Nuts

約15分間のセット転換・音出しの後、暗転し、スモークが焚かれた中から登場する。
「名古屋の皆さんこんばんは!」という挨拶と共に、『よふかしのうた』でスタート。
そこから『合法的トビ方ノススメ』『2way nice guy』と、会場中を飛び跳ねさせ、体力を削がんばかりに、ライブでのキラーチューンを連発する。
そして、『堕天』へと繋がり、序盤からフロアを盛大に盛り上げにかかる。
会場の熱気は、既に最高潮に達していた。

MCパートにて、緑黄色社会がしっかり場を温めてくれたと、緑黄色社会のことを讃えた。
その後、緑黄色社会との絡みで、学生時代のシャトルランの思い出について触れ、そこから、自分たちは"うすのろ"(物事に対する反応が、普通より機敏ではないこと)だと自虐するも、「でもラップになると機敏になる」と転換。その後、他のヒップホップアーティストとの比較で、「俺の身体には、タトゥーを入れる隙が無いほどの言葉で埋め尽くされている、それを、日本の怪談に例えた」というフリから『耳なし芳一Style』を披露。
そこから、新曲の『ビリケン』に繋がり『紙様』『Bad Orangez』と、中の人が生では初めて聞く曲を連続させるも、盛り上がることができた。

MCを挟んだ後、このツアーのタイトルともなっている『生業』を披露。
Rさんの舌捌きと松永さんの指捌きを味わい、つい圧倒されてしまった。
その後は『デジタルタトゥー』『15才』『ロスタイム』と、それまでのセットリストとは一転して「チルさ」を感じさせる曲を披露。

MCパートにて、触れてこなかった表現・楽器で曲を披露するのが凄いと、改めて緑黄色社会を讃えた。そこで、ふと周りを見渡すと、スタンディングエリアの上のエリアに、緑黄色社会のメンバーがいるのを見つけた。
個人的には、ちょこんと座って観ていた長屋さんとpeppeさんの姿がかわいくて印象に残った。

そこから、他のアーティストとの比較で「俺らにはまだまだのびしろしかない」というフリで一気に観客を沸かせ、そこから『のびしろ』を披露。
そして、『かつて天才だった俺たちへ』で会場の盛り上がりをさらに後押しし、この対バンライブは幕を閉じた。


セットリスト

M01 よふかしのうた
M02 合法的トビ方ノススメ
M03 2way nice guy
M04 堕天
MC
M05 耳なし芳一Style
M06 ビリケン
M07 紙様
M08 Bad Orangez
MC
M09 生業
M10 デジタルタトゥー
M11 15才
M12 ロスタイム
MC
M13 のびしろ
M14 かつて天才だった俺たちへ


あとのはなし

対バンの日、長屋晴子ANNXにて岐阜タンメンの話題がよく出ることから、せっかくの機会にそこに行って食べたいと思っていた中の人。
その前日、有り難いことに、友人が車を出し、岐阜タンメンに連れて行ってくれるとの誘いを受けた。名古屋に行く機会はそうそうないため、その誘いを受ける形で連絡を返した。

終演後、迎えに来てくれていた友人の車に乗り込み、一路岐阜タンメンの店へ。
店に到着し、メニューを見ると、そこには、その店舗を含む数店限定で出されている「揚げ岐阜タンメン」の文字が。
ここで中の人の良くないところがつい出てしまい、その揚げ岐阜タンメンを注文。
出てきたのは、フライ麺に餡がかかっている、見た目は皿うどんに近いもの。
食べてみると、バターとニンニクの香りが利いていて、とてもおいしいものだった。
ぜひまた岐阜タンメンの店を訪れ、今度は通常の岐阜タンメンを食べてみたいと思った。

ライブ終わり×岐阜タンメン=最強

改めて、終演後に車を出し、岐阜タンメンの店に連れて行ってくれた友人には、この場をお借りして感謝申し上げたい。


まとめ

今回、中の人自身5年振りとなった対バンライブ(前回:Hot Stuff Promotion 40th Anniversarでのひらがなけやき×きゃりーぱみゅぱみゅ)。
そして、好きなアーティスト同士の対バンだったため、半ば強行の中で名古屋に乗り込んだが、本当に最高という言葉では表せられないほどに素敵なエンタメだった。

そして、生で観るライブは、とても素晴らしいものだと思うことができた。
生で聞く長屋さんの歌声や生で味わうR-指定さんの舌捌き、DJ松永さんの指捌きは、とても凄いものだと思わされた。
この感覚を味わってしまうと、音源を聞いたときに、つい物足りなさを感じてしまうのが常だが、同時に、この凄さをまた味わいたくなり、生の音楽を浴びたいと思った。

さらに、この対バンライブを観て、来月に参戦する緑黄色社会のツアー「リョクシャ化計画202324」、そして、緑黄色社会とCreepy Nutsが再び同じ現場となる「COUNTDOWN JAPAN 23/24」の初日の参戦が、とても楽しみになった。

最高のエンタメをありがとうございました!



じゃ、また。


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