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ひとつ ふたつ つみかさね ひとつ ふたつ くずれかけ ひとつ ふたつ つみあげて ひとつ ふ…
世界ははやあし 人目盗みしばし 隣の畑からすこし 啄むはくちばし 思い出すはいまむかし 趣も…
世の中のはずれ 興味の外側 見向きもされない片隅で 空の色味を観てはたたずむ 当然の顔で居…
誰も彼も自分のことで一杯になりながら 不機嫌を顔に貼り付けて生きている 与えられた役目を…
形容し難い夢で目覚めて 悪夢の続きの中を歩く 果たして見ていたのは悪夢か 今歩いてるのは現…
爛れた地面に雨が降る 短い間の通り雨 草臥れた花木は多少潤い 乾いた命は生目を戻す 何て事…
人にはどうにも 呼吸がし辛い時がある エラがないのに海にいたり 肺がないのに陸にいたり 得手不得手で語られる 範疇ではない本能を 理性の檻で見えづらくして 生き物として生き辛くする 下手に外側が誤差内だから 傍から観たら把握できない もしも希望を望めるならば 進化の過程で分岐が欲しい 日熊や鮫の獣のように 見た目で語れる自由が欲しい
おぎゃあ。 やあ ぼく。 檸檬の香りが恋しい 初夏とは言い難い気温の日に 行く末を案じて…
僕は今 何処にいるだろうか 何時にいるだろうか 日付の境界が曖昧で 夢現の境も甘い ふと現…
横たわり目を凝らす 尺も深くない帷に 朽ちることを容認せず 凛と在ろうとする獣 果たしてそ…
星が海を渡るころには 命を絶っても良いと聞いた 星が海を渡るころには 人を千切って良いと聞…
久々に言葉を曰い続けて ふと思う 最近大分痩せたのだけれど 言葉はどうにも脂肪が多い 美し…
これをこうして ここをこうやって どーん いつだってタイトルなんてものに意味はない。 そ…
道理で言葉が空を切る 然して言葉を食うを知る 錆びついた脊髄が悲鳴を上げ 枯れた喉元は異音すら上げない これは不味いと手を延ばし 食うた言葉を消化する 目覚めたからには四季行脚 終まで見据えて彩添えよう