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オタク向け20代後半からのファッションリテラシーの話①

これから語ることはオタクにフォーカスした個人的な見解である。

「20代後半になるとそれなりの身なりをしていないといけない気がする。
周りの友人は結婚して子供もいることが珍しくなくなった。」

そんな人に向けてこの記事を残す。

ファッションに興味はあるがいまいちどういう風に服を選んだり、どう着たりすればいいかわからない…。周りが年相応の見た目になっていく中で、未だに垢抜けない格好をしてる自分を見て自信を失うことがあった。せめて義務教育で服の着こなしやコーディネートの仕方を教えてくれれば良かったのに…!
そんな僕が現在に至るまでの過程と共に、オタクとファッションの関係性を考察するnoteの第1回目でございます。

現在僕はアパレル関係の仕事をしていますが、かつてはファッションの事を何も知らないただのオタクでした。だからこそ同じオタクとして、困っている同志を手助けできればと思ったのがこの記事を書くきっかけとなりました。みんながちょっと垢抜けてオシャレになってくれたら僕はうれしい。

結論「MBチャンネルを見ろ」

いきなり結論である。ぶっちゃけそこに知るべき情報の全てがあります。YoutubeでMBチャンネルと検索すると沢山の動画が投稿されています。正直僕が語ることの殆どはそこで分かりやすく解説されていると思います。
中でも世界一わかりやすいファッション講座というプレイリストを見ればもう完璧だ。僕の記事はおまけ程度に目を通してもらっても構わない。


オタクの服装についての考察

そもそも、オタクは服がダサいというレッテルはどうやって構築されたのだろうか?それは多くのオタクが『自分に自信がないから』なのではないかという仮説を立てた。
自分に自信がない人はカッコ悪く見えてしまいがちだ。それがダサいという印象を与えてしまっているのではないだろうか。加えて『自分の自尊心のためにその恰好をしている』からその印象を変えられない。

『自分の自尊心のためにその恰好をしている』とはどういうことかと言うと、オシャレをしても否定されるなら自分はオシャレをしない。という事だ。
現に[オタク ファッション]で検索すると、「顔がイケメンの奴には勝てない」だとか「最新のファッションがダサすぎるw」だとかそんなのばっかりだ。
自分が傷つかないための一番の方法は『そもそも勝負をしない』という選択である。ことファッションコーディネートにおいてはその組み合わせは多岐にわたり、その選択で失敗をしたくないから自分の中にある知識以外には手を出さないという行為に行きつくのだ。
また、オタクのくせにオシャレしてんの?みたいな身内disの悪い風潮は未だにある。ただ、現代においてオタクカルチャーは一般的なものとなっており、見た目ではオタクだとわからないオタクって沢山いる。だからこそ逆にリテラシーをつけていかないと尚更自信を失い続けることになる。いち早くこの状況から抜け出さなければ僕たちに明日はないのだ。

自信をつける方法の一つとして、ファッションリテラシーを磨く事はかなり有効だ。所詮ファッションは知識だ。センスはいらない。しかも定石がある。他人に自分を良く見せられればなんだって良いのだ。
ファッションリテラシーを磨くメリットとして、こと服装に関する自信を付けることが出来る。何か一つでも自信を持てる部分があれば自己肯定感が高まる。そういった点で費用対効果が非常に高い。コスパ◎の解決法だ。
手始めに服装での自信を身につけて、そこから少しずつ自分を変えていくのは比較的楽な方法であるが、これはあくまで即席の自信でしかないこと忘れないように。外面だけ取り繕っても根本的な解決にならないからね。

「もしも今とは違う自分になりたいのなら、まずは少しだけ自分をかえてみるの。いつもより10分早起きするとか。勇気を出して今より大きな声でおはようって言ってみるとか。かわいいお洋服をね、着てみるのもいいかも。そしてある日鏡を見るの。きっと違う自分、憧れていた自分に会えるから。やってみて」──アイカツ!89話「あこがれは永遠に」より

ファッションリテラシーはどう身につく?

そもそも男性はファッションと関わること自体少なかったはずだ。だがいわゆるオシャレな人たちはどのようにしてリテラシーを身につけたのだろうか。僕が思うにそれは社会人になるまでに属していたコミュニティによるものだと思う。
特に私服を意識して過ごしていた大学時代、凡そ多くの人はその時何かしらのコミュニティに属していたはずだ。人間というのは不思議なもので、そのコミュニティの中の空気感をなんとなく理解し、それに合わせた格好をするようになっている。
例えば理系大学と文系大学、芸術大学で各々学生の雰囲気が違っていたり、もっと細かく言えば、サッカーをやっている人や野球をやっている人、ギターをやっている人、演劇をやっている人など、それぞれのジャンルやコミュニティにおいて服装に統一性があるように見えた事はないだろうか?

ファッションカテゴリーの殆どが文化の名称に由来しているように、服と文化は密接に関係している。コミュニティという小さな文化圏の中でもその文化を象徴したファッションが存在し、その中で皆ファッションリテラシーを体系的に学ぶのだ。

ファッションのジャンルとしては、きれいめカジュアル、スーツ、アメカジ、ロック、グランジ、アウトドア、サーフ、ストリート、ヒップホップ、ノームコア、お兄(ホスト系)、モード、スポーツMIX、ヒッピー など多岐にわたる

ではオタクカルチャーはどうかと言うと、比較的新しいアンダーグラウンドな文化である為か、ファッションとの関係性は未だ発展途上だ。もしかしたら数十年後にはオタクファッションをめちゃくちゃカッコよく着こなすカリスマ的ファッションリーダーが現れて一つのジャンルとして確立されるかもしれないが…。とりあえず僕たちは既存のファッションカテゴリーに紛れて今は凌ぐしかない。
でも安心してほしい。僕みたいなオタクでもそれなりの見た目に見せることが出来るのだから、ロジックさえ理解してしまえばファッションは意外と簡単だったりすることが多い。

まずは○○を買おう

さて、ファッションリテラシーを高めるにあたって一番最初に必要なものを説明しましょう。ロジックやら解説の前にまず購入するべきものがあります。
それは『姿見』です。頭からつま先まで全部が映る鏡を買いましょう。
これほんとに大事です!!!


何故かといえば、姿見があれば’’他人から見て自分がどう見られているか’’がわかるからです。ただリテラシーを高めたところで実践しなければ意味がありません。
服をうまく着こなすためには、それを着るとどう見えるかを確認する必要があります。知識をインプットしたらいきなり外へGO!じゃなくて一旦自分の中で練習するのです。そのためにも姿見は必須アイテムです。IKEAやニトリで3000円程度で購入できます。
うまく着こなしてそれなりに見せる技術を身につければ、ユニクロだろうが高級ブランドだろうが関係ありません。この3000円の投資は非常にアドです。
今までの自分を顧みて、これから一丁前の男になるぞ!という気持ちで姿見を買ってみてください。


とりあえず第①回はここまでにします。

今回はオタクの服装はいかにしてそうなったのかという考察と、みんなで自信をつけようねという話がメインになってしまいました。肝心なファッションに関する知識を一切説明できなくてすまない。実は書いていたのだけれど、ものすごく文章が長くなってしまったので次回以降に具体的な解説をしていこうと思います。


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