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五穀豊穣
加工の師匠が、伏見稲荷大社さんの氏子だった関係もあり、今も、お稲荷さんへお参りに行く私ですが・・・
ここ数年、五六七の影響で郵送で神主さんに代理してもらってます・・・
そろそろ直接お参りに行かないとなあと思っております。
お稲荷さんといえば、五穀豊穣、農耕の神様。
宇迦之御魂神(稲倉魂命)さま を中心に五柱の神様を祀っておられます。
(他にも多数の神様が祀られています。)
個人的には、この五柱の神様が五穀と対になっているのかなあ? と思ったりしています。(まあ、あくまでも想像の範囲ですが・・・)
いずれにせよ、
稲倉魂命
大己貴命
大田命
大宮女命
保食命
と、毎朝、稲荷五社大明神祓の祝詞を聞いているので、自然にお名前が出てきます。
良く見ると、女神様が結構いらっしゃいますね。
感謝の念をこめて祝詞を聞いているわけですが・・・ふと
『そういや、五穀って米と麦と・・・あと何だっけ? 稗? 』
という感じで、全部言えなかったので調べてみました。
諸説あるのですが・・・日本書紀だと
米・麦・粟・稗・豆
でした。
五穀にカウントするものは、古今東西で変動するようです。
というのも、穀物は色々な種類があり、地域的に良く取れるものもあれば、あまり取れないものもあって、地域差・文化の違いが如実にあらわれるからだそうです。
ですから、日本の場合は、米・麦・粟・稗・豆というぐらいで考えておけばいいみたいですね。
アメリカ大陸では、トウモロコシが大きなウエイトを占めることになります。
多くの水と亜熱帯の気候を必要とした米は、アジア圏を主体にしていましたので、乾燥地域や冷寒な地域ではカウントされないようです。
中央アジアから欧州にかけては麦が中心ですね。
地域の風土によって主食となる穀物(五穀)は異なるという証左ですね。
色々な穀物があるなあ・・・と思って見ていたのですが・・・
『あれ? そういえば、芋が全然入っていないな? 』
とふと思い至りました。
ということは、【芋】は【穀物】ではない、ということなのかも? と思い、調べてみました。
穀物とは・・・
「イネ科の植物の種子のことで、食用であること。」が、狭義になります。
ただ、人類の文化上、イネ科だけでなくマメ科の種子も主食として利用してきたことから、広義として、「マメ科の植物の種子」も含まれることになったようです。
ということは、芋ってタネイモと言われることがあるけど、あれは種子じゃないってことか・・・
よくよく調べてみると、芋は、地下茎や根に養分がたまったもののようです。
その一方、芋も花をつけ種子が出来るそうです。
でも基本は、芋そのものをクローンのように複製(種芋から)させて増やすようです。
芋は地下茎であることが多く種子ではないから穀物ではない
ということになるんでしょうね。
ちなみに、イモ科というものはないそうです。
でも、サトイモ科とかヤマノイモ科はあるそうです。(なんか不思議)
ジャガイモはナス科
サツマイモはヒルガオ科
だそうでして、どの科であっても地下茎に養分が蓄えられたものはイモと呼ぶ可能性があるんだそうです。
あるサイトでは、根に養分が溜まったものも芋として記述されていました。
それだと大根やニンジンも芋なの? と不思議に感じました。
植物学や生物学は、命名された後から新種が発見されたりするので、余計に名称がややこしくなるんでしょうね。
今まで、植物とかは気にしたことが無かったんですが、調べてみると色々と楽しいですね。
しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。