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半導体戦争

 これからどうなっていくのか?
気になる問題です。

日本製造業の凋落が始まったのは、バブル崩壊以降です。
実際には中国の改革・開放政策(1978-2000年代初頭)の影響が大きのですが、これはあまり知られていません。

  •  日本の研究者や技術者を超高給で引き抜く

  •  日本企業が技術指導と称して中国に参入する

  •  日本企業が下請け企業のノウハウを奪い移植する

特に、3番目の行為によって、中国の製造技術は飛躍的に上昇することになりました。

実際問題として、複数の会社さんから特許技術や製造法についての図面や仕様書、加工条件といったノウハウの拠出を命じられ仕事を奪われてきた経験があります。
言ってみれば私自体が生き証人みたいなものなんですが・・・
(だからといって、告発したいとかどうこうまでは考えていません。したところで、意味は無いでしょうし・・・)

さて。日本が高度経済成長を遂げたのも、米国の技術をマネしてきたからなのですが、中国の場合はマネを超越していて・・・
丸パクリというか日本企業が下請け企業の技術を奪って丸ごと提供したということがあり異常な速さで日本の製造業を追い抜くことが出来たわけです。

今なお、こういった技術搾取や技術剽窃は継続していますけどね・・・

とはいえ、ここ30年ぐらいで流出した技術を基に、優秀な中国人が研鑽を重ねれば・・・
デカップリングした側(日・米・蘭・韓・台)の方が中国に敗北する可能性だってあります。

特に、日本の場合、資本力・人材力で大きく衰退してしまっています。
米国・台湾・韓国が先導する形になるのかな? と。

いずれにせよ、半導体戦争をおっぱじめるのであれば・・・

戦力の逐次投入をやっている場合じゃあないです。

かつては国内で行なえた半導体金型の製造等も、請け負える大規模工場をことごとく破壊しつくしてしまっているわけで・・・
(引き合いを頂きましたが、資金提供でもなければ対応できません)

昨年の円安

にしても、国内産業がズタボロでなければ、供給先切替によりスムーズに経済成長へ移行出来たと思います。

デカップリングを推進するのであれば、

円安・国内製造回帰

これを強力に推し進めないといけませんし、

国内町工場への重点投資

をしなければならないでしょう。
もちろん。
米・台・韓に任せて応援するよ~という立場なら、今のやり方がベターですけれども・・・

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。