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管理職の残業代

 記事を読んで・・・
改めて、管理職って不遇だよなあ・・・と思いました。

その中で注目したのが、残業代です。
記事にもあるのですが・・・

  • 残業手当のつかない管理職

  • 残業手当がつく一般職

となっていますけれども・・・
これは間違いでして・・・

管理監督者以外は、残業手当がつきます。

管理監督者とは、
「労働条件の決定その他労務管理について経営者と一体的な立場にある者」
のことです。

勤務形態や責任範囲が広く、休日や就業時間といった就業規則の枠を超える働き方をしなければならないような立場にある人を指します。

だから、管理職といっても中間管理職程度の役職は、軒並み残業代がつかないとおかしいとなるわけです。
残業代がつかないのは、取締役級や事業部長級になりますね。

係長や課長程度で残業代がつかない、というのは違法であると考えて差し支えないです。

で・・・

これから先、弁護士会が収入源として狙ってくると思われるのが、

名ばかり管理職への残業代不払い返還訴訟

だと想定しています。
グレーゾーン金利で取れるところは取りつくしましたから、次に目をつけるのが、サービス残業やブラックな勤務体系、そして名ばかり管理職の残業代だと予測するのは容易です。

弊社はもう何十年も前からサービス残業を撲滅し、工場長ですら残業代を支払っている状態ですので、この部分でつけ入る隙は無いです。
(顧問税理士さんや社労士さんと色々、法解釈や今後の方向性を話し合っていますので・・・)

が・・・現代でも名ばかり管理職が横行しているのは、記事で見受けられましたし、ヤフコメ欄でも管理職で残業代がないと嘆くものも散見しました。

となると・・・あとは、どこかのタイミングでメディアが騒ぎ立て、政府が動いて規制がかかり、全国各地で弁護士に相談する人が増えるという構図でしょうね。

経営者の方々は、早期に対応策を練って実行すべきだと思います。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。