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家業について

 そこらへんの経営者さんの記事。
家業エイドでピックアップされていたので、読んでみました。

その他にもいくつもの記事で、うん。分かる。共感する。というところが多かったです。
経営に携わったことがある人なら共感するし、経営に携わったことが無い方なら、経営者ってこんなこと考えたりしてるんだ~と理解しやすいと思います。

もっとも社長の考えなんか知らん! 知りたくもない!
という方には、お奨めしません。多分。知らんけど。(苦笑) 

それはともかくとして、家業をやっている方の配偶者の方やお子さんは、この方の記事を読むと、どのような思いでいるのか? を感じ取りやすくなると思います。

さて。私の場合は・・・
この記事の中でマニアックとされるパターンに近いです。
先代(父)が、最大顧客(当時の売上占有率90%以上)の命令で多額の借金を背負わされたんですよね。
で、その会社からポイ捨てされるという状態に。
ここで、父や会社を見捨てたとしたら・・・

  • 両親が路頭に迷う。

  • が路頭に迷う。

そういう状況に追い込まれてしまいました。
身内ですからね。これを回避したいじゃないですか。
だから、経営者になったわけです。
受け身ですね。はい。
とはいえ・・・元々は社長の息子である時間を過ごしてきているわけです。
将来、会社を継がなければならないということは考えていました。

ただ・・・

そこらへんの経営者さん(軽く「そこらへん」と書かれてますが文面から経営者としての実力は相当に高いと思います)の記事の中で、

創業者であれば、自分の特性を生かした仕事を家業とするはずだ。
しかし、その子供が同じ特性を持っているとは限らない。

上記記事から引用

は、特に突き刺さる部分でした。

私は現場で肉体労働をしながら社員を引っ張っていくタイプの経営者ではありません。
もちろん適性がゼロというわけではありませんが・・・
私が最も得意な分野(開発・設計)の才能を100として考えた場合、指示待ち社員を引き連れ現場一辺倒で仕事をするという才能は50ぐらいしかない(もっと少ないか?)と思います。

でも・・・
どんなに不得手分野であろうが両親を路頭に迷わせないためとなると、そうも言ってはおれません。

だから、必死に働くしかなかったわけですね。
その中で、現場ではなく営業に注力をしたことから先代や社員らの反発は凄かったです。
また、新規開拓の動きで手駒が減ると思われたのか最大顧客からの妨害も凄まじかったです。
言いたいことは山ほどあれど・・・
まあ、言ったところで詮無きことです。
結局のところは自分自身の問題とすべきなのでしょう。

徳無く 才乏しく 東奔西走して二十有余年
やっとの思いで たかだかこの程度

という感じです。

早い話が、無能な経営者というわけですね。はい。
ただ、多くの失敗をしてきましたので・・・
ある意味、アドバイザーとしては優秀かもしれませんね。
多分。まあ。知らんけど。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。