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社会科で教えるべきこと

 年金制度を理解していなかったという記事。

日本の公教育の中で、最大の問題と感じているのが・・・

社会の制度について教えることが少なすぎる

ということです。

都道府県別の特産品とか、気候分布とか、地図記号を教わった記憶はあります。
国会が衆議院と参議院に分かれていて、定数がどうのこうのというのも教わった記憶があります。
最近では、投資について教えているんだそうです。

でも・・・

税金
年金
保険

について、教わった記憶はないですし、教えてるよという学校の先生に会ったことも無いです。

自分で調べる、とか、親が教える

ということで補完されてきたのかもしれませんが・・・
きちんと教えられる親も激減しているようです。

となると・・・公教育しかないんじゃないでしょうか?
税金や社会保険の仕組みを知ると、いかに国が企業を悪者にして社会保険を徴収しているか? がバレてしまうからでしょうかね。
とにかく年金関連は、ダントツで教えないみたいです。

十年ほど前なのですが、30手前の子を中途採用したことがあります。
で、年金手帳は? と尋ねると、年金ってなんですか?
という感じで、逆に聞き返されました。
当然、国民年金保険料を支払っていないわけですね。
それ以上に唖然としたのが、前の会社で厚生年金に加入していなかったことです。
就業条件から見て、厚生年金に入らないといけないんだけどな・・・と驚きました。

で、法曹関係の人とか税理士とかに聞くと・・・
結構多いらしいです。
ただ・・・グレーゾーン金利の時は消費者金融がたんまり資金を持っていたから狙い撃ちでボロボロになるまで叩くことが出来ました。
でも、零細企業で厚生年金未加入の案件だと、訴訟で勝っても取れる額は小さく、支払い能力の点からも取りっぱぐれる可能性が高いので、やらないという感じになっているようです。

そんなことよりも、中堅以上のお金を持っている会社。
そこのサービス残業について支払ってもらう方が実入りが良いのだとか。
ま、法律は所詮は武器であり、弱者救済の福音書ではないということですね。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。