見出し画像

車離れ

 私が若い頃は、猫も杓子も車を買い乗り回していたものでした。
車が無いと女の子とデートに行くのも大変な時代でしたし。
そう考えると、今は公共交通網が整備されてきていますし、
女の子も車でデートという感覚ではなくなっているので、
ドンドン車離れが進むんじゃないかなあ? と思います。
※)もちろん、地方在住だと車は必需品だと思いますが。

そんな情勢の中、ディーラーの整備現場で
困った事態になってきているみたいですね。

私の中学生時代の友人も高卒で自動車整備士として働いていたので
その待遇については良く聞かされていました。
月給13万円ぐらいで手取り10万円ぐらいだったかな?
今から見ると、むっちゃ安いやん!? となるかもしれませんね。
でもまあ、その当時は高卒だと平均か少し安い程度でした。
そんな給与水準でも車の値段は200万円級でしたからね。
給料の多くを車につぎ込む人が多い時代だったのです。

労働環境が悪くても車好きで車に関わる仕事がしたい
という若者は大勢いましたので
今みたいに車離れが進むとは予想も出来ませんでした。

記事を読むに、今でも労働環境は良くないみたいですね。
給与面でも待遇が悪いみたいですし・・・
今後は人員確保のため、待遇が良くなっていくのかもしれません。
そうなると車検や整備費用が値上がりしていくことになると思いますので
車離れが進むんじゃないでしょうか?
正直なところ、私も自家用車は手放したいなあと思うのですが
飼い猫の小太郎を動物病院に連れていくのと
女房殿が買い物で使いたいというので
まあいっかという感じで維持しているぐらいです。

二年に一度の車検や自動車税、車庫代を考えると・・・
コストメリットは無いかなと思っています。

そもそも国の制度自体が
車の保有を金持ちの贅沢品扱いしているので
貧乏国に成り下がりつつある日本で
車離れが進むのは理の当然なんですよね。

自動車税、自動車重量税、自動車取得税(取得税があるのに消費税もかかる?)、ガソリン税等々
何でもかんでも巻き上げすぎなんですよね。

このままいくと国内市場は縮小の一途を辿ることになるので
抜本的な自動車税制改革をしないと
自動車産業そのものが瓦解するかもしれません。

そうなると田舎暮らしは困難になるので
都心部への人口集中になっていくでしょうねえ。

地方創生のための ふるさと納税とか
最近とん挫した移住婚制度とか

一極集中を避けたいのか? 助長したいのか?
国がやっていることって、毎度毎度、

逆噴射で支離滅裂

なんですよね。

緩やかなインフレ目標を立てているのに、金利を上昇させるとか
景気刺激のために金融緩和しているのに、消費増税を2回もやっちゃうとか

政治家も官僚も、この政策をすればこの方向にベクトルがかかる
ということぐらい理解しているはずです。
どうしてこう逆方向の政策を同時にやろうとするんですかねえ???

わざと日本国をダメにしているような気がしますね・・・
日本の未来を託せるような政治家が出てくれるといいんですけどね。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。