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数・単位・暦等のおはなし(1)

 パソコンのバックアップデータを整理整頓した際に、懐かしいファイルを発見しました。
日付が2005年07月12日となっていますので、今からざっと19年前に書いた記事ですね。
当時、ブログを連載しておりまして(毎日連続投稿記録が6年ぐらいだったかな? )・・・
外圧により閉鎖させられたのでギネス記録への挑戦は断念せざるを得なくなりました。
確か2008年ぐらいから開始したブログが5000日連続投稿(14年)でギネス記録に載っていました。
外圧での断念がなければ、22年ぐらい継続していたことになるので、8000日ですか・・・
今更挑戦を再開するつもりはないですけどね。(当時は本気で狙ってましたw)

さて。それはさておき。
昔の記事を編集しなおして、公開しようかと思いました。

19年も前に書いた記事なので、もはや他人が書いた記事ぐらい遠い存在になっていますが、自分自身の文体の癖というのは抜けきらないものがあるなあ・・・と思いつつ。
昔を懐かしみながら再編集しております。
当時の私は、数と単位の話から始め、のちに暦のおはなしに進んでいます。
一度に全部編集するのは大変なので、区切り区切りで行きたいと思います。

ここから開始です

ものづくりの記事を書き綴るうえで、どうしても一度は整理しておきたいと思っていたのが単位系のお話です。

数や単位。

モノづくりにおいては、欠かすことの出来ない大事な基本です。
そこで、今日は、単位系その1として、数のお話から書き進んでみたいと思います。

私たち人間は、誰かに何かをより具体的に伝えたい時に数字を使うことが多くなります。
別に数字を使わなくても何とかなるよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、数字を使わない場合、正確に伝えきれず苦労することがあります。

ホントかなぁ? と思われた方のために、例を挙げてみましょう。

あなたが忘れ物をした時のお話とします。
家族に駐車場まで忘れ物を持ってきてほしい、とお願いするシチュエーションをイメージしてみてください。

電話で家族に対し伝えるわけなのですが・・・
その忘れ物が箪笥の引き出しの中にあるとしたら、どのようにお願いしますか?

私なら「一番右側の列で、上から三段目に入っている○○を持ってきてほしい。」と頼むことになります。
仮に、数字を使っての説明が出来ない場合、箪笥と○○しか指定できないとなると、伝えるのに苦労することでしょう。

他にも、子供にお使いを頼むとき、
「じゃがいもを4個買って来て。」とか「お肉を300g買って来て。」という風に頼むのではないでしょうか?

こういう風に、人と人のコミュニケーションには、数字の存在は無視できないほど重要なものとなります。

数字と同じように単位もまた重要な意味を持っています。
我々、機械加工を生業としている人間にとって、0.1とか300という数字を使う時は【mm】という長さの単位を省略して話をすることが多くなります。
機械加工業界の暗黙の了解という部分です。
もし、【cm】や【km】を使う場合には、必ず単位をつけた表現になります。

こういった業界や業種、職場単位で、暗黙のうちに単位を省略して話をする場面というのは、誰にでも経験があるんじゃないかなあ、と思います。
異業種の方が混じると単位を正確に言わないと誤解のもとになるので要注意ですよね。

多いのが、ものづくりに関わったことがない一般の方々との会話です。
一般の人だと【cm】や【m】が定番の単位になりますので、100といえば、100cmか100mと受け止められることが多いです。
最近はやっておりませんが、ゴルフ場に行くと、ヤードで表現されますし、建築資材で使う配管類はインチで表現されることが多いです。
その都度、どの単位で話が行われているのか? を理解しておかないと、お互いに誤解が生じてしまうので、日頃から注意しています。

ここまでのお話をまとめると、

  1. 【数字】がないと他人に具体的かつ正確な情報を伝えにくくなる

  2. 【単位】に留意しておかないと相互に誤解を与えやすくなる

という二点になります。

当時の記事では、具体的な誤解事例を書き綴っていましたが、冗長になるので再編版では削除としました。

過去の投稿を読み返すに、このあと、位取りのお話になっていきます。
一、十、百、千というお話ですね。
みなさん、どの辺りまで諳んじられますか?
次回、答え合わせしてみましょう。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。