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教育は紙素材がいい

 時代遅れのオッサンの主張ですが・・・
教育の場では、紙素材の教材を使い勉強してもらって欲しいです。

教育先進国のスウェーデンではICT教材から紙教材へ戻したというぐらいでして、長文読解力に顕著な差が出ているそうです。

なぜかというと、ICT教材は

目が疲れるから

です。
ブルーライトで照らされた画面を見続けると目が疲れます。
人間の目ではとらえきれない速さとはいえ、画面のちらつきは目を疲れさせます。
目が疲れると、長文を読むのが億劫になります。
そのため、短文を好むようになり、必然的に長文読解力が下がります。

長文読解力が落ちると、以下のような問題が生じてきます。

学力の低下
 学術的な文章や教科書を理解することが難しくなります。
  特に、科学系統の学科や歴史や文学は長文になりやすいので、長文読解力が弱まると学力が著しく低下します。

批判的思考力の低下
~ 長文読解力は情報を評価し批判的に考えるのに重要です。
  これが低下すると、情報の信頼性を判断したり複雑な問題に対する批判的思考を発展させたりする能力が弱まります。

情報処理能力の低下
~ 長文読解力が弱まると、大量の情報を整理し要点を把握する能力が低下します。
  要約力の低下は、問題を解決するための思考力に影響を及ぼします。

コミュニケーション能力の低下
~ 長文読解力は、他者とのコミュニケーションにも影響します。
  長文のメールや報告書を理解し適切に応答する能力が低下すると、コミュニケーションの質が下がり誤解や摩擦が生じやすくなります。
  その結果、社会全体における情報リテラシーが低下します。
  これによりデマやフェイクニュースが広まりやすくなり、些細なことで炎上が発生する等、社会全体の健全な情報環境が損なわれるようになります。

創造力と想像力の低下
~ 
長文読解力は、複雑な物語や概念を自分のものにする力を与えます。
  様々な概念に触れることでし、創造力と想像力が身につきます。

以上のように、長文読解力を弱めることは、学習効率を著しく低下させ、社会全体の情報に対するリテラシーを減退させることになるのです。

様々なSNS媒体等に触れてきましたが・・・

長文を嫌う媒体(Xや2ちゃんねる)では、読解力の低い人が集い、炎上が発生しやすいように感じられました。
一方、長文を好む媒体(note)でも、炎上騒ぎが無いとは言わないものの、しっかりとした議論、読解力を示す人が多く、特に長文に対する寛容度が全然違うと感じています。

Facebookとかでも長文は嫌われる傾向がありますね。
私がnoteは居心地が良いなあと感じている最大の理由として、長文に対する許容度が大きいことになります。
他の媒体では、1000文字も書いたら煙たがられて終了ですからねえ・・・

ま、何はともあれ、勉強するなら紙媒体です。
単に趣味の読書を楽しみたいという場合であれば、電子書籍で一向に問題ありませんけどね。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。