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GDPマイナス

 速報値なので、しばらくすると修正は入るでしょうが・・・

体感通りに景気が悪いですね。
体感の方がひどいかな?
とにかく大阪だけが異常な不況状態と言われます。
(東北・北海道以外の地域で活動する営業マンの方々からお話を聞いた限りですが・・・)

とにもかくにも、実質賃金の2年連続での低下
国民負担の増加が確約されていて、節約志向が強まっていること。
それらが絡み合い、

個人消費がひどい状況にあります。

そんな中、2024問題での運送費値上げ要請が来ました。
また、電気ガスの補助も縮小方向なので、ランニングコストも上昇してきます。

でも、工賃単価は1円たりとも値上げ要請が通りません。

ということで、このままいくとウチを含め多くの零細企業が消滅していくのではないでしょうか。
まあ、それが国の方針、市場の選択なのでしょうが・・・
ただね・・・

今の状況ですら、結構ヤバイです。

今まで対応してもらえていた協力企業さんたちが消滅し始めているんです。
単価の面でなら自社でカバーを考えますが・・・

自社では設備機械がなくて出来ない。
自社にはそのノウハウがない。
自社がするには行政の許認可を得なければならない。(例えばアルマイト)

ということで、ドンドンと本業周辺の業務に支障が生じ始めています。
だから、最近は、付帯業務についてはお客さんサイドでお探しくださいという話になりつつあります。

遠からず、多様な商品が店頭から消滅すると思います。
コロナ下で、ガス給湯器の部品が入荷せず半年待ちになったのと同じで、色々なところで、これが発生するでしょう。
もちろん、ボリュームのある仕事であれば、しばらくすれば海外調達や国内代替調達が構築されるとは思います。
が・・・ボリュームのない仕事の場合、消滅すると思います。

最右翼とされるのが、内職を必要とするもの。
いわゆる少量・低単価のアッセンブリ分野ですね。
高単価でアッセンブリをするところは、問題なく事業を続けていますが、内職系統の場合、インボイスの煽りもあり担い手が激減しています。
ですから、ここ最近はピンの打ち込みやヘリサートの挿入といった単純作業に関する見積も依頼が来るようになりました。

で・・・高い、と言われるんですよね。

賃金のお話でもお話しましたが、正社員クラスを動かすと1時間4,000円は必要になるんです。
内職は1時間1,000円未満で請け負ってくれますから、発注側事業者としては、2,000円もかからない計算でいけるんですよね。

となると、チャージ単価で2倍の差です。
数も少ないですし機械化は難しいので人件費の差が直撃するわけです。
もちろん、最終製品の中に含まれる単価ウェイトは小さいです。
が・・・今の段階はまだ内職なみの単価でないと見積もりが通らないですが・・・

ここ数年以内に通るようになるんじゃないでしょうか?

その時、市場での末端価格はどれぐらい跳ね上がるんだろう???
もしくは、多品種少量は絶滅していくかもしれませんね。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。