見出し画像

インボイス(地獄の始まり)

 ヤマト運輸が、個人事業主との契約を打ち切る方針を発表しました。

理由は、インボイス制度であると推察されます。
3万人もの個人事業主が切られることになるわけですが・・・

上記サイトの情報が正しいのなら、ヤマト個人事業主の平均年商は400万円程度です。
非課税仕入れとしてヤマトが肩代わりするとなると、移行期間(課税仕入れの段階的軽減措置期間)後は1事業者に対し年40万円の負担増になります。
つまり、年間120億円の負担増となります。

ヤマトホールディングスの直近は営業利益で16億円程度。

つまり、インボイスで個人事業主の消費税を肩代わり出来るような財務状況にないということが分かります。

好調期でも100億円規模の負担増に耐えられないかもしれません。。。

インボイスによって、ただでさえ人数不足問題が指摘されている宅配ドライバーが減ってしまうことになるわけです。
2024年から2025年にかけて、個人向け配達費用は、えげつないぐらい爆上がりするかもしれません。
※)法人向けも影響はありますが、不在での再配達が発生しにくいので、運送料金を個人向けより安くしても採算が採れちゃうんですよね。。。

いずれにせよ、あと5日程度でインボイスが始まります。
今後数年かけて、日本経済は、阿鼻叫喚の地獄絵図になっていくのでしょうね。。。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。