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下方修正ラッシュ

 現場の実態がようやく記事になり始めたかな~という感じで見ています。

世界中の経済が停滞している中で、内需縮小政策(増税路線)をとった日本が好景気でいられるわけがないからです。
FRBの金利上昇 & 日銀の金融緩和維持で 【円安】 にあったことが昨秋の好況を作り出し、税収増の見込みが立ったわけですが・・・
それも今春の日銀総裁、金融引き締めが予想されていますので。。。

今後の日本経済は未曽有の大不況になる懸念が出てきました。

歴史を学ばない日本人が多いので、やむを得ないのですが・・・

現在の日本は、1900年代初頭の状況に酷似しています。
1907年のハインツ・ショックによる金融恐慌
(2008年のリーマン・ショックと酷似)
1918年のスペイン風邪の大流行
(2019年の新型コロナと酷似)
1914年の第一次世界大戦(ドイツの侵攻で発生)
(2022年、ロシアの侵攻で世界的危機になりつつあるのと酷似)

日本の場合、ここに関東大震災とかが入ってくるわけですが・・・

その当時の首相で大失態を演じたのが 浜口雄幸 です。
ライオン宰相と呼ばれ、金本位制(デフレ化)を実施。
「一時の痛みに耐えれば・・・」
「ゾンビ企業の整理統廃合を目指す」
という政策を断行。

これって、小泉元首相や竹中平蔵以降、現在の岸田首相に至るまでの日本の緊縮財政方針とほぼ一緒なんですよね。
唯一、安倍元首相が異次元の金融緩和策を実施して日本経済を延命してきたぐらいです。
それとて・・・第二第三の矢を放てないまま消費増税をして金融緩和効果を台無しにしています。

この辺も、暗殺されてしまった高橋是清が、財政出動等で景気回復を図ったことと酷似しています。
(安倍元首相の暗殺理由は全然違いますが・・・)

いずれにせよ、100年前の日本は経済政策の失敗により、ものの見事に最悪の大不況に突入しています。
日本は第一次世界大戦の勝利側だったのにもかかわらずです。
結局、日本は大不況のために軍部が台頭し、日中戦争、太平洋戦争へと突き進むようになっていったわけで。。。
もちろん、勝利国だった英米仏でも問題はありました。
金本位制(デフレ・レジーム)への復帰です。
今のFRBによる金融引き締め政策もデフレ・レジームです。
最近、ドル・金本位制への回帰論まで出ているぐらいですし、世界が1929年の世界恐慌へ向かいまっしぐらに転げ落ちていくというデジャヴュ感が半端ないです。

各国の為政者が歴史に学び、当時の経済失政と違う選択をする。

必要があるのですが・・・
今の岸田政権は、完全に浜口雄幸の失政をなぞる道のりを歩いています。

このままだと日本は再び悲惨な道のりを歩んでいくのではないだろうか・・・杞憂で終われば良いのだけれども・・・

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。