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匿流事件に思うこと

 近年、闇バイトなる言葉が新聞紙面やネットニュースを賑わせることが多くなりました。
バイトと書くと軽いイメージが出るので、他の呼び方があれば良いのですが・・・今のところ、良いネーミングが思いつきませんので、世間で流布している闇バイトをそのまま使わせてもらいます。

また、2023年夏以降、警察はこの手の事件を匿流とくりゅう
と呼ぶようになっています。
多分、匿名で集まるからなんでしょうね。

そして、首都圏だけでなく、西日本でも強盗予備事件があったとの報道が。

逮捕されているのが、若者中心なんですよね。
まだ14歳の少年まで捕まっています。

闇バイトに関しての情報が増え、世間での認知度が高まってきているのですが、それでもこうした事件が発生するんだなあと驚いています。

なぜ、こうもあっさりと闇バイトに応募してしまうのでしょうか?

いくつかの記事を読んでいくと・・・

  1.  短絡的な思考をする人が増えたこと
    (すぐ踊らされる、自分は大丈夫という過信)

  2.  コスパ重視思考
    (少しの手間で高額収入を求めすぎる)

  3.  分業型で犯罪に加担しているという意識を薄められていること
     (最初は運んだだけ、見張っていただけと軽い役割をさせ、
      最終的には抜け出せないようにしてしまうこと)

  4.  貧困層に陥る人が増え、あえて闇バイトに応募することも

  5.  スマホニュースでは自分の趣味嗜好が反映されるため
     世情に疎くなる人が増えたこと

この辺りが多いですね。
我々の世代だと、親からよく言われたものですが・・・

うまい話には裏がある

短時間で高収入とか、簡単高収入なんていううまいお話には、何か裏があるものだから、気をつけなさい。(何らかの犯罪の片棒を担がされる)

タダより高いものはない

タダだとかお得だとか、妙に安いお話で誘って来るけれども、様々なオプションをつけさせられて結局割高な案件をつかまされるので、気をつけなさい。(エステ体験やプレ自己啓発セミナー等、囲い込んで高額契約させる)

巧言令色鮮し仁

成功して人生を謳歌しているきらびやかに着飾った人たちのパーティーに招待され、メンバーになれば成功できると甘言で誘う。
(ネットワークビジネスに多い)

あなたは選ばれた特別な人ですとか、当選しましたとか、美辞麗句での言葉巧みに誘い、色々な商品やサービスを買わせる。(新興宗教系に多い)

特に若い人には、こういった事例教育をすべきかなと思います。

なお、指示役として犯罪に手を染めていた人物が具体的なお話をしていますね。

彼の場合、途中離脱に対して恫喝行為に及ぶことはしなかったそうです。
が、彼はオレオレ詐欺系統の犯罪者でした。
この場合、受け子を使い捨てにするというお話です。
受け子側は犯罪に加担しているという意識が希薄な場合が多い(あえてそう仕向けている)ので、途中離脱でも指示役の実害が小さかったからでしょう。
今のような強盗系の犯罪とはパターンが違い過ぎて、事情が違い過ぎると思いますね。

他にも詳しく考察している記事がありましたので、下記にご紹介。

この問題は非常に根深く、反社会的勢力の撲滅という方針では、もはや対処できないのではないか?
と個人的には思っています。

代案はあるのですが・・・どうでしょう?
一般受けはしないでしょうね。
非難轟々で炎上するかもしれません。

飲み屋で酒の肴に案を開陳すると、割と納得してもらえることが多いです。
まあ、気の合う仲間と飲んでいるからだけなのかもしれませんね。

とにもかくにも、巻き込まれないように、うまい話にはご用心ということで。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。