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油絵絵の具の匂い

もう30年以上前亡くなった父は釧路美術協会の立ち上げのメンバーだった。
個展をやったり、釧路市の文化講座の講師や、
刑務所の受刑者に絵を教えたり、
子供たちの絵画教室をやったりしていた。
だから僕が物心ついたときには、
家はいつも油絵絵の具の匂いがしていた。
その匂いが家庭の匂いだった。



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