240412

【msct】
私はファッションが好きだ。自分が尖ったおしゃれをしたいとかそういう欲はないのだが、映画や雑誌の中の特徴的だけど美しい洋服を見るとすぐに心を奪われてしまう。

最近だと『哀れなるものたち』という映画に心を奪われた。映画としてもセンセーショナルな部分があり内容の面でも感銘を受けたのだが、エマ・ストーン演じるベラが纏う芸術的で華麗なドレスの数々はそれだけで見る価値があったと思うほど素晴らしかった。今年のアカデミー賞で衣裳デザイン賞を受賞したのも納得である。

また『デューン 砂の惑星 Part.2』の衣装もとても良かった。こちらの作品で主人公たちが纏うのは『哀れなる〜』とは異なり砂漠の砂でくすんだ保水スーツ(ボディースーツ)や古びたスカーフ・マントだが、これはこれで「宇宙のどこかにはこんな生活をしている人々がいるのだ」という想像力を掻き立てられて興奮した(個人的にSF作品の最も重要なポイントは内容よりも想像を掻き立てられるかどうかにあると思う)また物語終盤での宇宙帝国皇女のシルバーのドレスにはただゴージャスなだけではなく、内面の冷たさや強かさが感じられて好きだと思った。

なぜ日記の中で急にファッションの話をしたかというと、最近憧れのブランドHelmstedtのドレスを購入したからだ。まさか自分の手に入るものだと思っていなかったので正直めちゃくちゃテンションが上がっている。

私が購入したドレスのテキスタイルは「Planets」と名付けられているらしい。確かに茜色の宇宙に惑星が浮かんでいるようにも、柄そのものが木星の渦のようにも見える。このドレスはブランドのセールで購入したのだが、正直値下げされてても高かった。現在働いてない私にとってはドキドキしちゃうほど高かった。だからこそ、わざわざ文章でファッションへの思いを書き起こし、この散財の正当性を自分の中に示そうとしているのである。

ubmtに付き合ってもらった放クラのコラボカフェ。
初めてのコラボカフェだったこともありめちゃくちゃ楽しんだ。

【ubmt】
◯最近、休日にはよく人と会うようにしている。環境が変わって、新しい関係性を積み上げていかなければならない反動で、オフはリラックスして喋れるところをめっちゃ求めてしまう。新しい事ができるのは帰る場所もしっかりあるからなんだなという実感……。友人に感謝。(余談だが、元の会社に居た人たちを年齢問わず友人と呼びたいがすこし気恥ずかしい期に入っている)
とはいえ、新しい環境の方も先週のような不安感は解消された。結局は自分の場合向いてるかどうかよりもそこに飛び込んで耐える期間を乗り越えられるかどうかなんだろうな。また、自分にとって腰が重くなってしまうような課題は、できている人の行動をそのままコピーしてしまえばいいんだという知見も得た。ということで、近いうちに友人に習ってジムに入会する事を検討している。

◯私は、好きなもののジャンルに際限も節操もなさすぎる。おかげで、転職先の自己紹介で趣味を言うのにめちゃくちゃ困る。加えて、インスタのストーリーにアニソンも洋楽もお笑いも全部アップロードしてしまう。というのも、今まで『こういうのを探していて好きになった』というより、『欲してるときにそこにいたから』で好きになっている事が多く、まるで、生まれてすぐ目の前にいたモノを親と認識するアヒルの雛っぽい感性だ(現に、その流れで"これも似てるよ"と勧められるやつはあまりハマらない)。ストライクゾーン広めの自分のことは嫌いではない。しかし、最近は新しくハマったものでも「好きになりそ〜」と言われるくらいには、自分の感性が定石を踏むようになってしまった。自分のルーツもちゃんとあるんだな〜と思いつつ、全員を驚かせるような新境地を開拓したいな。

◯最近、電車の中からホームにいる友人にバイバイすることが立て続けに2度あった、どちらも本気の笑顔でお手振りしすぎて、ドアが閉まったあとの空気感の差に驚いてしまった、そしてヘラヘラした。
私の場合、電車の外から中へバイバイするときも大抵本気だ。割と高頻度でホームから走って追いかけるギャグをやるので、見送られる友人はその後の車内の空気差を同じように耐え抜えているかもしれないのか……ごめんな。

◯来週、ついに学園アイドルマスターの全キャストが揃う。今のところどのキャラクターも前向きで可愛くていじらしくて、自分の涙腺を刺激してくる。困ったなぁ……。幸せな悩みだ。

最近UFOキャッチャーでゲットしたスツールのぬいぐるみ
ゲットするためにかけた金額は馬鹿にならないが
若かりし頃の私のUFOキャッチャーにまつわる苦い思い出ごと
全部ひっくるめてチャラにしてくれるくらい可愛い

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