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岡村靖幸Early Summer Tour「美貌の彼方」

本題に入るまえに。

noteの更新ができずずっと放置してました。詩はずっと書いてました。あと俳句の勉強をしたり、映画を観に行ったり、サウナにはまったり、コロナ禍でもそれなりに自分が楽しめることをやってました。ここは書きたいことがあれば更新しよう、というゆるい気持ちでやっていたためか、前回の更新から1年以上たってしまってました。マイペースすぎかなと思いますが、これからものんびりとやっていこうと思います。

今年も岡村ちゃんとDATEしてきました。

前回の記事が昨年の岡村ちゃんの「操」ツアーに行った時の感想ですね。
そして久しぶりに更新する今回の記事も岡村ちゃんのツアーの話です。彼のDATEっちゅう名のライブに行った後は必ず感想を書くことにしているので、今回もお届けしたいと思います。6月20日の名古屋でスタートし、大阪、川崎、中野、川口、渋谷の6か所で8公演。私は7/16の川口リリアホールと千秋楽7/27渋谷で2回DATEいたしました。とても素晴らしいDATEを2回もできてとても嬉しかったです。

新型コロナ禍がなかなか終わらない。

今年2回もDATEできて嬉しかったですが、まだまだ感染が広がる中でのライブというのは主催者、演者、観客もいろいろと気がかりなことが多い状況だったと思います。そんな中でもツアーをやってくれた岡村ちゃんには本当に感謝しかないです。
新型コロナウィルスに対しては、昨年ワクチン接種が始まり、経口薬もでて、そのまま収束に向かってくれるのか・・・と思っていたら、全然そんなことなくて、去年の夏の第五波のあと一旦感染者は減ったものの、今年の初めには変異株のオミクロンによる感染拡大、いわゆる第6波がありました。政府がまん延防止措置をとったことにより、春頃には感染者は減ったようにみえました。このまま減り続けていけばいいなぁ、と思ってた矢先、7月になってから感染が急増してこれを書いている7/30には第七波に突入してしまっている状況です。
マスクをつけたままで声は出せないというライブを今年も体験するとはおもいませんでした。

声が出せないDATEの代わりに、踊りに夢中になるDATEに。

今回の「美貌の彼方」ツアーでは今まで定番にしていたセットリストを大幅に変えてきた岡村ちゃん。後半に向けての盛り上がりタイムにいれていた「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」(以下「あのロン」)と「だいすき」を冒頭にもってきたのです。これは意外でした。驚きました。でも紫のカーテンが開いたとともに「あのロン」のイントロが聴こえたときはもう拍手で応える私を含めたベイベたち。その後の流れは岡村ちゃんに導かれるままに踊り続けた、そんな時間を過ごしました。今回ほとんどの曲をさらにダンサブルなアレンジを施していて、じっとしているのが難しい、というかじっとなんかしてられないでしょ!という興奮しっぱなしの時間でしたよ。私が特に気に入ったのはアルバム『操』に収録されている「レーザービームガール」。マイケル・ジャクソンの「The Way You Make Me Feel」とミックスさせたアレンジがとてもクールで私の踊る動きかなりおおきくなっていきました。岡村ちゃんとバックダンサーの方々によるMJのオマージュが盛り込まれたパフォーマンスに胸が熱くなった人もたくさんいたでしょう。


去年の「操」ツアーではいつも帯同するダンサーさんが不在だったこともあり、セットリスト定番「Super Girl」もなかったのが、今年は復活。もう、何回も歓声あげそうになりましたが、声出しNGなのでこらえました。だから思いの限り拍手、腕振り、ダンスをすることで応えました。7/16川口DATE、7/27渋谷DATEともに会場の一体感はすごかったです。
いろいろと試行錯誤したんだろうなぁ、声がだせなくても盛り上がる内容にしよう、演者も観客もスタッフもみんなが楽しめるライブをしようって。そんな気概にあふれた二時間半でした。

いつか必ずやってきてくれるその日を待つ

今回の「美貌の彼方」ツアーで一番印象的だったところ、それは山下達郎さんの「いつか」をカバーして歌ってくれたことでした。歌詞が今の社会をとりまく空気を払拭したいというメッセージが込められた素敵なものなのですが、その歌詞は岡村ちゃんの書いた言葉ではないのに(作詞は吉田美奈子さん)、岡村ちゃん自身が書いたものと思えるほど意思を感じる力強い歌唱でした。彼はステージ上でMCというのをほとんどしない人ですが、この曲の時に観客席のベイベたちにこう語りかけました。
「この状況下に来てくれてありがとう。この環境下を乗り越えてきてありがとう。とても嬉しい、でも、みんなの顔がみえなくてつらい、こんなこといつまでも続いて良いわけがない、そうでしょ!」(正確に覚えてないので私の意訳が入ってます。)もう、本当にそうです。その岡村ちゃんの言葉に涙ぐんでしまいました。

密になってはだめ、マスク外しての会話はやめて、でかけないで!と言われ続けていて、それがなかなか終わらない。
感染症をひろげてはいけない、わたしもかかりたくない、でも、もうびくびくしながらの生活も終わりがみえてほしい、みんなそう思ってる。ぎすぎすしていく世の中にそまりたくない。
でも、いつか、いつか、マスクを外して笑顔をみせながら「岡村ちゃーん!」と叫ぶことができる日はきっと戻ってくると信じて待ちたいと思いました。
今回もDATEできて良かった。本当に良かった。

7/27の千秋楽 渋谷DATE、最後の曲「ビバナミダ」のパフォーマンスが終わった後、客電がついたときに岡村ちゃんが客席をじっとみながら「ありがとう」と言ってくれた姿がとても愛おしかったです。いつもより長めにステージにいてくれたような気がします。
次のツアーが開催されることが発表されました。今年の11月18日から来年の1月31日まで11か所。その時は今よりも状況がよくなってるといいなぁ。
たくさん踊った夜でした。会場のベイベが踊っていた姿はたくさんの人々の祈りが込められていたと思います。

岡村ちゃん、今回も素敵なDATEをありがとうございました。秋冬ツアーも楽しみにしていますね。

7月16日川口DATE終演後のピーチマーク



7月27日DATE終演後のピーチマーク


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