第6回SID 明希ベース・クリニック【2部】

第6回 SID 明希 ベース・クリニック
※自分メモなので思ったことなどの感想もあり

2022.11.19(SAT)
ESPエンタテイメント東京本館B1ホール
【2部】開場:16:30/開演:17:00

・登場するしてきた時左手ポケットに手を突っ込んだまま出てくる
(どこ見てんだ私)
・1部でもだけどマイクのスタンド邪魔だねって正面から避けてくれた
(優しい)

■近況
・昔はベースは自分の声だから変えたくなかったけど、色んな仕事をすることで変えることでも良さを感じて新たなインプットが出来た。1つの新たな武器が出来た。第3の目な感じ。
・機材は増やさずピッキング、指、左手のタッチの幅で表現力を広げた
・20周年モデルは重低音を失わず細かな仕様を変えた。ボディは木目調を残してる(見えません)。近いうちにお披露目できるかも?

■シドの話
・海辺のアルバムの話、シドという安心間もありつつ未来を見ているものを感じて欲しい。新しいアプローチにも挑戦、慈雨のくちづけや海辺がそう

■ソロの話
・OVERRUNは固定概念とっぱらった。あるべきものを無くす。ドラム→打ち込み。
メロをたくさん持っておくべきという発想で始まった。良かったらそれでいいし悪かったらそれで仕方ない。でもそれは挑戦したことによって次のスタートラインが違う。
・みんなからのアイデアはまずは全部試す。かっこよくないと分かっていても予想で否定しない。失敗しても景色が違う。いろんなアイデアがある。ゴールが良ければいい。
・(シンガーとしての問に)ベーシストとしてのボーカリストというイメージ。歌に対してこだわりは無い。加工でもいいくらい。
(OVERRUNは)ボコーダーというエフェクター使って色んな自分の声を重ねてる。色んな音を実験して作った。

■実演
〇cosmetic
・オクターブの動きが入って手が忙しい。
・(スラップは)ベースが低いから親指のサムがない。
(同じ弾き方する人でレッチリのフリーとかアーティストの名前出てた)

〇妄想日記2
(メモ)Bメロのピックアップはフロントで弾いてる。サビ少し前でリアへ。むっちゃエモい。基本リアで弾いてた。

・キレの良さ、スタッカートのようなフレーズが多い。
↑逆アングルと普通のアタックの聴き比べしてくれる。
↑隣人もそうと言ってイントロのフレーズ弾いてくれた
・Bメロの話で、Bメロはフロントで弾いてる、リアで弾いてるのはハリが強い。楽曲のニュアンスでの弾き分け。
↑ここも実際弾いて比べてくれた
・ピックの出す角度や量でもニュアンス変わるし、ベース本体も変わる。色んなベースを弾いていい音を探す。
・ベースソロの歪みが強い、ジャリジャリした感じ。ディストーション掛けてる。
↑必要悪のベースソロも実演してくれた。
ガツゴリしたい時はエフェクターも使う。
歪みは深く掛けすぎるとわかりにくくなる。
吉開もアングル下げてやってる。
↑吉開も弾いてくれる(神!!!!)
毎年やる度テンポ早くなって大変なんです(可愛い愚痴に笑った)

〇すぐ傍で
(メモ1)細かくビブラート
(メモ2)最後の音引く時めっちゃピッキング軽いタッチだった。

・ずっとメロディ弾いてる感じ、歌ってる。
・ナチュラルな音も歪みメインで作ってる(ゲインをカット)。ナチュラルなパートだけで作る、1個を追求すると良い。
・ベース本体で音を作るのもいい。(ESPオススメと言ってたのが抜かり無い)

〇one way
・暴れずに聴けるのはここだけ!
・オルタネイトは力まないこと!手首の回転も!
・村上さんにベースソロが「天才!!なんでこんなの思いつくの?」って褒められたら「天才だから!(照)」←可愛い
・Aの音を残しながら弾いてる、『よく暴れながら弾けるよね』って村上さんに言われ『ここが来たら素に戻る』って言いながら口からお汁が…(笑)
・ピックは落としそうな感じの握り方

■ベースを弾いてみよう
案外手を挙げた人が多くて3人選ばれたけど、明希ちゃん選んであげられなかった人に『ごめんね』って言って申し訳なさそうにしてた。

■質問コーナー
・ピック弾きを途中指弾きに変えるのはなぜ?
明:激しい中でもメロディアスになる時。ピックの硬さを変える時もある。全ては音色。ニュアンスによって変える。

・ギターソロのバックのベースで気をつけること
明:こざかしいこともするけど、音圧重視。大きく太く弾くようにする。バックに徹するようにしている。
屋形船で言う土台、お神輿のような感じ。
(↑屋台骨と言いたかったのか?屋形船の下は…と笑いそうになった)
ギターソロを聴いてから録り直すこともある。歌えるなとか思ったら…
あまりハイポジションにいかず下の方にいるようにしてる。

・ベースの面白み
明:リード楽器になりうるような可能性の広い楽器。低音の魅力が詰まっている。
アンプから体感する感覚に1番取り憑かれてる。その体感してる音をみんなに届けるために足元を研究してる。
僕の感動はアンプの前にいないと分からない。この感動をみんなに伝えるためにはどう届けるか全ての兼ね合い(ギターやボーカルなど全ての音)が大事。
足元良くても外がダメは結構ある。
みんなに響くもの、解釈、PAさんとの相性、伝えたい音とか、会場の大きさに関わらずセッティング同じでも音の体感は全然違う。足元は同じじゃないとPAさんに送ってる音が変わったらまとまらなくなる。
アンプで作りすぎると他の人に影響して、自分が作った音が変わってしまう。それは嫌だから必ず変わらない音を送るようにしている。
足元をしっかり作っていればアンプはいらない。会場に左右される楽器。

※あまりにも熱く語るのでニュアンスです。

■来年の20周年に向けて
ほぼ1部と同じ感じだったのですが、

『ベーシストとして1番楽しみたいステージにしたい』

という言葉にグッときた

■ベースクリニックについて
バンドの裏側にはこういう世界がある。っていうのを知って貰えたらと思って開催した。ちょっと知らない世界を覗いてみたいというのがテーマ。
今日弾いてくれた未来のベーシストのヒントに、もっと僕に出来ることを伝えて夢の後押しになればなと思います。

ざっくりメモしたことはこんな感じでした。