【積読消化録】7日目「紫影のソナーニル」

ブエノス・ノーチェス! 聡明にして祝福されし読者諸君!

というわけで本日クリアした作品はライアーソフト様制作のゲーム、「紫影のソナーニル」になります。セーブデータを確認したところ、私がこのゲームを始めたのは10ヶ月も前の話のようです。言うまでもなく、ふつーにやってれば一月足らずにクリアできるボリュームのはずです。私が単に何ヶ月も積みっぱなしにしてただけです。

しかしまあ、こう半年以上も間を開けていては話などほとんど忘れてしまうのではないかと――そう思う方もおられましょうが、それがそうでもないのです。主人公、リリィが地下世界で出会う人々――彼らの物語は魅力的に、そして印象的に、仄かな苦みを伴って、今もこの胸に刻まれています。この作品を語るにあたって、その事実以外の全ては意味を持たないのではないかと思えるくらいに、そのくらいに素晴らしいものでした。

そして、忘れてはならないのはもう一人の主人公、エリシア・ウェントワース。無人の廃墟都市を旅する彼女の物語もまた、良いものでした。

キャラ造形が全体的にとてもいいんですよね。とても雑な言い方になりますが、必ず誰か一人くらいは好きなキャラができると言っても良さそうなくらい、魅力あるキャラが多いです。かく言う私が一番好きになったのは、なんと言っても、Aですね。まず、顔がいい。しかも身長が高い。決めポーズがかっこいい。そして、微妙に茶目っ気がある。

この茶目っ気の塩梅がまた良くて、基本的に表情の変化がほとんどないAなんですが、感情がないというわけではなく、彼は彼なりに色々考えてたりするわけです。多分。なんかよくわからない冗談とか言ってリリィを戸惑わせたりするんですけど、きっと彼的には和ませようとかそういう思惑で言ってるはずなので、もうかわいいですね。最高ですね。そして変態です。素晴らしいですね。

ソナーニル未プレイの方には、なにがなんだかさっぱりでよく分からない記事になっているとは思いますが、ぶっちゃけあらすじとか登場人物の簡単な説明とかは公式サイトなんかを見ていただくということで割り切ってますので、何卒ご容赦を。


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