【積読消化録】3日目『月とライカと吸血姫 2』

ドーブライ・ヴィーチェル!

親愛なる読者諸君こんばんは。私は今、読了の熱冷めやらぬ深夜1時半にこの記録を執筆しています!

さてさて、というわけで本日読了しました作品は『月とライカと吸血姫 2』。上質な恋愛と強い意志を持って夢を追う姿を堪能することができる濃厚な一冊です。

あらすじについて説明したいところではありますが、本作はタイトルにもあるように続き物の第二巻。あらすじを話すとどうしても第一巻のネタバレをすることになってしまいますので割愛。

ざっくりと説明するならば、虚実ないまぜにして紡がれる宇宙に焦がれる人々の物語と言ったところでしょうか。当然、基本的にフィクションではあるのですが、史実ベースの出来事やネタも織り交ぜられているため、某英霊召喚ゲームのように、史実と比較しながら物語を味わう、という楽しみ方もできるわけですね。

さて、そんな本作の舞台はツェルニトラ連邦共和国。モデルとなった国家がどこかは、敢えて言う必要もありますまい。

この共和国を舞台に、主人公の二人(私の認識では彼らは二人とも主人公と呼ぶべき存在だと思うのです)が国家の上層部の思惑などに振り回されながら、自分たちの道を歩んでゆくわけですが、この振り回されっぷりの描写がまた真に迫るもので。先の見えない不安を十分に味わわされました。

なんといっても、底の見えない第一書記とその秘書。あの二人はとにかく怖い。おそろしや。

ともあれ、この2巻を以って主人公の二人、レフ・レプスとイリナ・ルミネスクの物語には一旦の区切りがつくようです。次の3巻からは、どうも共和国と敵対する関係にある連合王国に舞台は移り、主人公も交代するみたいですね。

胸を張って言うことではないのでしょうが、私はこの『月とライカと吸血姫』は1〜4巻まで所持しているのでパーチェスなしに物語を4巻まで読み進めることができるのです。なんて素晴らしい。

ちなみに、これは本当にどうでもいい話なのですが、上に貼ったリンクを見てわかるとおり、今回読了した2巻はグーグルプレイブックスで購入したものです。では、シリーズの1〜4巻、全てそうなのかというとそうではなく、

1巻は一般の書店で購入した物理書籍で、
3巻は2巻同様グーグルプレイブックス、
4巻はKindle、

……と、まあこんな感じにバラけてるんですね。一体当時の私は何を思ってこんなことをしたのか……たぶん、何も考えていなかったのでしょう。「そんなことに悩むだけ無駄」とか考えていたのでしょうきっと。

そんなわけで、三日目にしてイレギュラーな深夜更新となりましたが、以上で本日の積読消化録を終了します。

それでは、また明日!

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