Boss DS-1は使えるペダルになる!(1)

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こちらはBoss DS-1の改造を検証していくNoteになります。

筆者自身は、ただの一般人で、特段DS-1が好きというわけでもないのですが、あれこれ改造をしてみた結果、「もはや、ディストーションはDS-1だけでいいや」と思えるものになってしまったので、備忘録がてら、ここに共有してみようと思いました。

このNoteを読まれている方にも、「ディストーション」周りでの、ご不満は少なくないのではないでしょうか?そんな悩みを自分も抱えていて、いろんなペダルを試してみましたが、全然納得がいかず・・・そこで、「改造に手を出してみよう!」と考えて、失敗しても、被害額の少ないし希少価値も薄いDS-1(台湾製)を改造してみることにしました。そうして、あれこれ試行錯誤した結果、DS-1の改造だけで、自分の聞きたいと思う、心地よいディストーションサウンドを整形することができました(今や、DS-1が三台もあります・・・)。

この記事では、台湾製のDS-1のみを取り扱おうと思います。ちなみに、日本製も持っていますが、台湾製と同じような改造をすると、逆に音が悪くなったので、元に戻した経験があります。日本製は日本製専用の改造が必要なんだろうと思いますが、台湾製の方が、精神衛生上、簡単に改造できるので、今のところ、改造するつもりはありません。また、台湾製でも、表面実装される(2018年ごろ以降から、発売されている個体)前の個体でしか、改造はできないので、ご注意ください。

まず、第一弾として、一番初めに、改造するべきは、「ポットと基盤を繋いでいるフラットケーブル」です!これがDS-1の音を一番悪くしている元凶です。Boss全体の傾向として、Boss独特の「音痩せ」ってありますよね?これを通常の配線材(Belden 8503, 8504など)に変えるだけで、劇的にこの「音痩せ」をなくすことができます。画像の黒い線で囲んだ太いケーブルが、フラットケーブルになります。これを外して、お好みの配線材に交換するだけで、あら不思議。みごとに音やせがなくなると思います。ポット自体もAlpha製のものなどに変えてもいいですが、このケーブルの交換並みの影響はありません。

フラットケーブル(画像はBD-2の基盤です・・・手元のDS-1は全部取り外し済みなので、こちらの画像をご参考にください)。黄色い接着剤がついていますが、基盤のはんだを溶かして、吸い取り切ってしまえば、簡単に外れます。

この「配線材を交換する」という改造は、何も新しいものではない(他のブログやYouTubeなどでも多く取り扱われる内容)と思いますが、「全く改造した経験がないけど、DS-1は持っている」という方にこそ、これだけでもぜひやってほしいです。気にならなかった場合は、元に戻せば、同じ音に戻ります。

今後、連載形式(時には課金するかも?)で、こまめに自分のノウハウを書いていこうと思うので、興味がある方は、ぜひ「スキ」ボタンを押してください。励みになります。


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