【EWC Rd.4 ボルドール24時間🇫🇷ハイライト】


レース結果

ポール・リカールサーキットで行われたEWC最終戦ボルドール24時間🇫🇷、長いレースを戦い抜き総合優勝したのは12号車ヨシムラSERT Motul🇫🇷!スタートから常にトップ3に名を連ね、中盤からは完全にレースをコントロールする見事な走りでした。

2位は7周遅れで333号車Honda VILTAiS Racing🇫🇷、そして3位にはポールスタートだった37号車BMW Motorrad World Endurance Team🇩🇪が入りました

またSSTクラスでは33号車Team 33 Louit April Moto(Kawasaki)🇫🇷が優勝、2位に18号車TEAM 18 SAPEURS POMPIERS CMS MOTOSTORE(Yamaha)🇫🇷、3位に86号車PITLANE ENDURANCE-JP3(Yamaha)🇫🇷という結果になりました


戦況、そしてシリーズランキングの行方

気になるシリーズランキングの行方ですが、前戦鈴鹿8耐までの段階でトップにいたのは1号車FCC TSR Honda France🇫🇷で138pt、それを2位の7号車YART Yamaha🇦🇹が125ptで追ってました

レース序盤はTSRが常にトップ4にいたので「この感じだとTSRが2連覇かなぁ」と思っていたのですが、なんと波乱が起きたのは約半分の11時間50分が経過した時
なんとTSRのCBR1000RR-Rにエンジントラブルが発生!非常に残念なことに修復不可でリタイアを余儀なくされ、連覇の夢は絶たれました。

ただ他のチームはノートラブルだったのかと言うとそうも行かず、総合優勝争いをしていたチームで言うと12号車ヨシムラも5時間経過のところで転倒がありましたし、YARTやBMWもマシントラブルで長めのピット作業を余儀なくされたり、残り3時間のところではコース上に巻かれたオイルでヨシムラ含む複数台が転倒するアクシデントがあったり…耐久レースは一筋縄では行きません。

そんな様々な困難を乗り越えシリーズ総合チャンピオンに輝いたのはこのボルドール24時間で4位に入ったYART Yamaha Official Team EWC!
最終的には181ptを重ね、YAMAHA勢としては2016-17年シーズン以来、YARTとしては2009年以来のチャンピオンとなりました。

ランキング2位には161ptのヨシムラSERT Motul、そして3位には160ptのBMW、TSR Hondaは149ptの4位でシリーズを終えました

さて、2023年シーズンもこれで幕を閉じ、各チームはまた来年に向けてこれから様々計画を立てると思います。
まだ2024年カレンダーは発表されてませんが、すでに移籍情報も様々流れており、今回ヨシムラでは長年活躍してくれたシルヴァン・ギュントーリが引退したのでその後継が誰になるのか注目されます。
今回のボルドールでヨシムラは第4ライダーとして渥美心を招聘していたので、恐らく来年に向けた準備だったのではないかなと思います。
オフシーズンにはなりますが、来年も楽しみですね!
来年こそは、鈴鹿8耐に行こう…


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