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【WRC Rd.12 セントラルヨーロピアンラリー🇪🇺Day2ハイライト】

Day2を終えて総合トップを走るのは王者カッレ・ロバンペラ🇫🇮(TGR)。チャンピオン決定に向けてひた走ります。2番手にはティエリー・ヌービル🇧🇪(ヒョンデ)、3番手にはエルフィン・エヴァンス🇬🇧(TGR)が続くTOP3となりました。

WRC2のトップはDay1から大きく巻き返してきたエミル・リンドホルム🇫🇮(ヒョンデ)。2番手は地元ラリーとなるエリック・カイ🇨🇿(シュコダ)、3番手はニコラス・チアミン🇫🇷(シュコダ)と、あまり見慣れない顔ぶれのTOP3となってます。

Day2は予報通り終日雨が降り大波乱の1日となりました。
午前のステージではとにかくパンクの連発。特にSS3ではレジェンドのオジェ🇫🇷(TGR)や多くのWRC2上位陣が右側をパンク。ターマックラリーではあるものの道路脇のグラベルが路上にはみ出し、ドライバーたちの足元を苦しめます。

さらにSS3ではWRC2のロッセル🇫🇷(PH Sport/シトロエン)が、SS4ではWRC2トップだったミケルセン🇳🇴(Toksport/シュコダ)がコースオフし後退。

そしてSS5ではラッピ🇫🇮(ヒョンデ)がコントロールを見出し激しくクラッシュ。毎ステージ配信内で誰かが消える午前のループとなりました。
ミケルセンは妖精の助けによりコースへ復帰しその後も走行を続けましたがロッセルはデイリタイアを提出、そしてラッピはマシンの損傷が激しく修復不能と判断。この週末から完全リタイアすることになりました。

午後になってからも波乱は続きます。
SS6では観客がステージに進入し過ぎて6台が走ったところで安全面を考慮しステージキャンセル。

SS8ではルーベ🇫🇷(Mスポーツフォード)がコースオフしてフロント周りを損傷。タイヤ交換使用にも泥が詰まって交換がスムーズにいかず大きくタイムロス。

配信の範囲内で何も起きずに終わったのはSS7くらいでしょうか。
その中で1人爆速で逃げていくのはトップを走るロバンペラ。2位のヌービルに対し36秒ものギャップを築きます。

ロバンペラよりも前でフィニッシュしないとチャンピオン決定を許してしまう立場にあるエヴァンスは47秒遅れの3番手。ここまでの流れ、空気感でしかないですが、余程ロバンペラにミスなどがない限りエヴァンスの立場は厳しくなってきました。

またWRC2では先に述べた通りロッセルやミケルセン、グリーンスミス🇬🇧(Toksport/シュコダ)といった普段上位に並ぶ顔ぶれが悉くクラッシュやパンクで沈み、反面カイやチアミンといったあまり聴き慣れない名前が上位に並びました。
ミケルセン、ロッセル、グリーンスミスはタイトル争いがかかった1戦でしたがだいぶ荒れてしまいましたね(^_^;)

勝田貴元🇯🇵(TGR)は総合5番手につけてはいるものの、トップからは2分26秒と大きく引き離され、パンクで遅れたはずのオジェが勝田の9秒後ろまで迫ってきました。
各ステージ後のコメントを聞く限りでは変わりゆくコンディションへの対応に手こずり、さらにSS6ではハイブリッドを失ったようで苦戦していることが伺えます。なかなか波に乗れないラリーが続きますが、改善を期待しましょう。

さて、Day3はオーストリア側のエリアを中心にDay2と同じく6ステージが用意されてます。
天候は回復するようですが、ここまで荒れに荒れてるセントラルヨーロピアンラリー。Day3も目が離せません!

※サムネイル写真はカッレ・ロバンペラのXより引用。

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