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【全日本トライアルIASクラス2023年シーズンレビュー🏍💨】

YAMAHAの黒山健一 選手の電動マシンでのシーズンエントリーや、Team MITANI Hondaの若武者・氏川政哉 選手の躍進、そして小川友幸 選手の前人未踏の連覇記録の更新など...話題が盛りだくさんだった今シーズン。そんな2023シーズンを簡単にだが振り返っていこうと思う。

2023シーズンの開幕は昨年と同じく、愛知県のキョウセイドライバーランド(岡崎市)で開幕したが、今年は開催地の市町村名が大会名となった。

シーズン序盤はTeam MITANIの氏川 選手が開幕戦で優勝🥇、難易度が高く、セクション失格者が続出した第2戦(山鹿大会(熊本))は同チームの先輩でありディフェンディングチャンピオンの小川 選手🥇が優勝、第3戦ではヤマハ(ガソリン車)の野崎 選手が優勝するなど...昨シーズンとは違い、毎戦違うライダーがポディウムのトップにあがるという、面白い結果となった。

第4戦・湯浅大会(和歌山)では開幕戦以降、優勝こそ逃したものの着実にポイントを取り、ランキングトップとなっていた氏川 選手が、梅雨時特有の蒸し暑いコンディションと、難しいセクション設定となっていたSS(スペシャル・セクション)などを減点を抑えた走りをみせ、シーズン2勝目を飾った。

そしてこの大会では、開幕前から話題の中心となっていた、電動マシンでのシーズンエントリーをしていた、黒山健一 選手が今季初めて2位🥈という快挙を果たした。

その後はポイントランキングトップの小川 選手(HRC)が3連勝、ランキング2位氏川 選手(HRC)が2位、3位、4位とチャンピオン争いは接戦となっていった。

そして迎えた最終戦 City Trial Japan(大阪)‼️
昨年はシーズン中盤に海辺の公園で開催されたが、今年は街中に特設セクション(全て人工物)が設定され、シリーズランキングトップ10のライダーのみの参加という、特別ルールのもと、最終戦として開催された。

ちなみにこのCTJの実行委員長は IASクラスのライダーでもある、ぶっ刺し先生こと藤原慎也 選手(GASGAS)である😊

この大会は出走の仕方も他の大会とは違い...
セミファイナル(4つのセクションを往復)→ファイナル(セミと同じセクションをコースを変更して往復)
という順に、ランキングが下のライダーからトライしていくというものであった。

セミファイナルの途中で雨が降り出し、試合の一時中断やセクションの変更、そして濡れて非常に滑りやすいセクションの攻略といったコンディションの中、氏川 選手が優勝🏆 2位に小選手、3位に黒山 選手となり...TeamMITANIの小川友幸 選手の11年連続、13回目のチャンピオン👑という記録更新という形で幕を下ろした。

来季は今季IAクラスでチャンピオンを獲得した、黒山健一 選手の甥、黒山陣 選手のIAS昇格で、黒山家どうしのランキング争いが、どう展開されていくのか、また...今年、たくさんの活躍を魅せてくれた、氏川政哉 選手がさらに成長してチャンピオンを手にする時が来るのかどうか...など今からとても楽しみである。

(筆 : Ayaka副店長)

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