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【WRC Rd.4 クロアチアラリー🇭🇷Day3ハイライト🚗💨】

様々なドラマが起きたDay3。4ステージ54.78kmを走り抜いて総合優勝を果たしたのはなんとセバスチャン・オジェ🇫🇷(TGR)!最終日の波乱をくぐり抜けてまさかの大逆転優勝となりました。
逆にその波乱で後退したのは2位エヴァンス🇬🇧(TGR)と3位ヌービル👓(ヒョンデ)。一体何が起きたのか?ハイライトを観ていきましょう。

Day2までWRCクラスは全車特に大きなトラブルはなく走り抜きましたが、波乱が待っていたのはこのDay3。トップ3台のギャップは小さく、ちょっとしたワンミスで順位が変わりかねない状況だったので各車勝つためにプッシュをしていたのですが、なんとこの3台が揃ってコースオフのアクシデントを連発。
エヴァンスとヌービルは揃ってSS18でスピンを喫しタイムロス!その間にオジェが総合トップに躍り出ます。

さらにこのSS18ではフルモー🇫🇷(Mスポーツフォード)もアンチカットデバイスをヒットしてしまい右前を大きく損傷。この日曜日をリタイアしてしまうとサタデーポイントも失うことになるためそれを逃すまいと必死にマシンを直して戦列には復帰、最終的には総合17位でフィニッシュしサタデーポイントはなんとか確保しました。
因みにそんな破損を抱えたマシンでフルモーはパワーステージ最速で5ptを獲得してます(笑)。

さらに言うとなんとタナック🇪🇪(Mスポーツフォード)も高速で法面に乗り上げてしまうコースオフを喫する場面も!このSS18には何か魔物でも済んでいたのでしょうか?このステージで一気に戦況が変わってしまいました。

逆に勝田貴元🇯🇵(TGR)はこのDay3で力強い走りを見せます。先に挙げたフルモーの後退により総合順位5番手へ浮上。Day3の4ステージ中SS17と19でステージウィン、18はステージ2位、そしてパワーステージでは4位をマークしパワーステージポイントも獲得。今回の総合順位は最終的に5位で終えましたが、今年から始まったスーパーサンデーポイントの方はなんと総合1位をマークし最大の7ptを獲得することに成功しました。願わくばパワーステージポイントももっと獲得して欲しかったですが、この日曜日に限って言えば上々でしょう。次戦にその勢いを繋いで欲しいですね。

全ステージを終えてサタデーポイント、スーパーサンデーポイントを合わせた各車の獲得ポイントはこちら。

総合優勝したオジェがサタデー、スーパーサンデー、パワーステージ全て安定的にポイントを重ね21ptを獲得。総合順位は2位エヴァンス、3位ヌービルでしたが獲得ポイントではタナックが2位の20ptを重ねました。
勝田もスーパーサンデー1位が効いて15ptを獲得。しかし、願わくばパワーステージも獲って20ptを重ねて欲しかったなー。今後に期待です。
フルモーはSS18の影響でスーパーサンデーはノーポイントになったものの、温存してパワーステージに挑んだ結果5ptを獲得。リタイアにならなくて本当に良かったというところです。

そして今回のラリーを終えてのランキングはこちら。

ヌービルとエヴァンスは今回同ポイント獲得で終わったためポイント差は6ptと変わらず。3位フルモーと4位タナックの差が6ptまで縮まりましたね。
勝田はパートタイマーのオジェとロバンペラ🇫🇮(TGR)よりは上に行かないといけないですね。次戦以降の戦いに注目です。

さて、次戦は5月9-12日開催のラリーポルトガル🇵🇹。ここから9月末のRd.11ラリーチリ🇨🇱まではグラベルラリー7連戦。ポルトガルは他と比べると特記するような特徴があるわけでなく標準的なグラベルラリーとなり、各車のグラベルでの戦力を見極めるのに非常に適しているイベントと言われます。
そんなポルトガルでは一体どんなラリーを観ることが出来るのか?次戦も注目していきましょう。

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