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【WRC Rd.12 セントラルヨーロピアンラリー🇪🇺Day3ハイライト】

Day3を終えて総合トップはティエリー・ヌービル🇧🇪(ヒョンデ)。安定した速さを示しました。2番手は2年連続チャンピオンが手中にあるカッレ・ロバンペラ🇫🇮(TGR)。そしてオィット・タナック🇪🇪(Mスポーツフォード)が3番手に入るTOP3となりました。

WRC2のエミル・リンドホルム🇫🇮(ヒョンデ)がリード。Day2からトップを譲りません。2番手はニコラス・シアミン🇫🇷(シュコダ)、3番手に地元のエリック・カイ🇨🇿(シュコダ)が続きます。2番手と3番手は入れ替わりましたね。

Day3の天気は雨で始まりましたが午後に向けて好転。夕方には綺麗な夕日が差し、最後のSS14では綺麗な満月が見れる天候。
しかしDay3もアクシデントの連続の1日となりました。
ターマックラリーのはずですがすぐ横は芝生や土のため、インカットするたびに泥がアスファルトに飛び散り、配信で見ていても「これはターマックラリーなのか?」と感じるレベル。非常に難しいコンディションでした。

SS9は配信の中では特に目立ったコースオフはありませんでしたが、SS10ではトップのロバンペラがスピンを喫しタイムロス。あのドリフトキングですらコントロールが難しいようです。

特に大きな波乱となったのはSS11。なんとエヴァンス🇬🇧(TGR)がコントロールを失いコースオフ。そのままコース横の小屋に突っ込んでしまいました。

クルーは大丈夫でしたが、これによりエヴァンスはデイリタイア。タイトル争いにギリギリ生き残ってましたが、これでこのラリーでのロバンペラのタイトルがほぼほぼ決定付けられたと言ってもいいでしょう。

ロバンペラはSS10までは総合トップでしたが、SS11で突如ペースダウン。トラブルか?とも思われましたが、ステージ後のインタビューで(エヴァンスが刺さっているとの情報を聞いて)これ以上リスクを冒してプッシュする必要がないと判断し確実に完走することに切り替えたとコメント。
ヌービルに総合トップを譲り最終的には2番手でDay3を終えました。

勝田貴元🇯🇵(TGR)はトップから2分47秒遅れの総合5番手。午前のループはドライビングに苦しんでましたが午後には改善しステージ順位も向上。最後のインタビューでは笑顔も見られました。

WRC2勢ではチャンピオン争いをするミケルセン🇳🇴(Toksport/シュコダ)はこのDay3も踏んだり蹴ったり。1日に2度もスピンを喫しタイムロス。
グリヤジン🇷🇺(Toksport/シュコダ)はSS14でクラッシュしステージ上で停止。
また配信中には移りませんでしたがスポット参戦している福永修(シュコダ)は前日Day2は民家の門に刺さりリタイアを喫してましたがDay3もメカニカルトラブルでリエゾン中に停止し再びデイリタイア。なかなか苦しいラリーが続きます。

さて、初開催となったこのセントラルヨーロピアンラリーも残すは最終日Day4。
ここまで波乱続きですがDay4はどんな展開が待ち受けているのか?
最後の最後まで、目が離せません。


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