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【WRC Rd.4 クロアチアラリー🇭🇷Day2ハイライト🚗💨】

Day2は8ステージ108.76km。この長い1日を終えて総合首位に立つのはティエリー・ヌービル👓(ヒョンデ)。昨日はエヴァンス🇬🇧(TGR)と同率1位でしたが今度は4.9秒のギャップを築いて堂々とトップに。しかしエヴァンスも負けじと追いかけているのでまだまだ安心は出来ません。
この2人に続いてオジェ🇫🇷(TGR)もトップから11.6秒差で追随。総合優勝争いはこの3台に絞られたと言って間違いないでしょう。

この日も悩まされたのは天候の行方と路面状況。朝の時点でラリー1勢は各車ドライタイヤ4本とウェットタイヤ2本を積んでのスタートとなりました。結果としてウェットを要するような雨と路面にはならなかったもののステージによっては降雨があり、また相変わらず路面も酷い状況でどのステージもパンクリスクは非常に高くタイヤの扱いが難しい1日でしたね。
そんな中でラリー1に関しては途中数名がパンクしたくらいでDay2までの16ステージを通じて誰1人リタイアしていないのは流石だなと思います。

ヌービルはDay1序盤のステージでソフトタイヤを投入したことにより、Day2は逆にハードタイヤで我慢の走り。ステージによってはプッシュできるはずだけど自信を持てずに堅実な走りを選んだこともコメントしてました。
逆に言えばこういう戦い方が出来るからこそ今現在の総合首位があると言えるでしょう。なかなか手強いドライバーになってきましたね。

勝田貴元🇯🇵(TGR)はSS16までを終えてDay1と変わらず総合6位。しかしDay1と違ってステージ順位トップ4に入ることが増えたり、ステージタイムもトップから5秒圏内にいることがほとんどでDay2はかなり改善があったのが伺えます。自力で総合順位を上げることは難しいタイム差ではありますが、Day3日曜日はスーパーサンデーポイントなのでここでポイントを稼いできてほしいですね。

WRC2は打って変わってグリアジン🇧🇬(DG Sport/シトロエン)が2位ロッセル🇫🇷(DG Sport/シトロエン)に対し約40秒もの差を築いて週末をリード。SS11まではロッセルが20秒遅れで踏ん張ってましたが、SS12でそのロッセル、グリーンスミス🇬🇧(Toksport/シュコダ)、シアミン🇫🇷(ヒョンデ)の3台が揃って左前をパンクし後退。3人ともコーナーをカットした時に岩をヒットしたと話していたので同じセクションだったかもしれないですね。
これにより一旦はグリアジンとロッセルの差は1分近くに広がり、そこからグリアジンは無理をしない走りでノートラブルでDay2を終えることになりました。
しかし、時にはこんなヒヤッとする場面も。リタイアにならなくて良かった。

このDay2土曜日を終えて、ひとまずの暫定ポイントはこちら。

ヌービルがエヴァンスとの接戦を制し18ptをもぎ取りました。おそらくは今季この2人の戦いになると思われるのでこの3ptが今後効いてきそうですね。
日曜日は総合順位ではなく日曜日だけの順位に応じてポイントが与えられるスーパーサンデーポイントシステム。気になるのはトップ2台が総合優勝のために走るのか、それとも年間ランキングのために走るのか?日曜日プッシュし過ぎて万が一にでもリタイアを喫するとサタデーポイントを全損失することになります。最後の最後まで、目が離せないイベントになりそうですね。
Day3日曜日も注目していきましょう!

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