【全日本ラリー Rd.7 ラリー北海道ハイライト】


TOP3リザルト

北海道帯広市を拠点に開催されたラリー北海道、大会を制し総合優勝したのはWRCそっちのけでエントリーしてきた(笑)ヤリ-マティ・ラトバラ/ユホ・ハンニネン組(TGR)!後続を2分以上引き離し、引退しているとはいえWRC通算18勝の実力は伊達ではありませんでした、流石です。
2位に入ったのはWRCで活躍する勝田貴元の父、勝田範彦/木村裕介組(TGR)!そして3位にはヘイッキ・コバライネン/北川紗衣組(Team AICELLO/シュコダ)が入りました。

Day1

全体の88%の距離を占めるDay1が終了。全日本選手権50台のうち、16台がストップとなっています。

総合首位はタイヤバーストもなんのその、TGR WRTの代表であるヤリマティラトバラがトップを独走(代表、ギリシャ大変そうですよ…?)
同じGRヤリスRally2の勝田が2位。2分近い差はラトバラ代表が速すぎるということで…
3位はシュコダのコバライネン、4位には久々の参戦となる新井敏弘というオーダーになっています。

JN-2:石田、関根がリタイヤ。奴田原はR5車両の福永をも凌ぐ総合5位でトップを激走。
JN-3:旧型BRZで奮闘する加納をGR86の山本が追いかける展開です。
JN-4:須藤のコースオフでスイフト内藤とシビック香川の一騎打ちになっていますがその差は50秒。何も無ければこのまま逃げ切りでしょうか。
JN-5:計6台がリタイヤの大波乱。地元北海道の松倉がデミオで首位快走です。
JN-6:絶対王者天野が2位に6分近い差をつけて独走。アクアで総合29位は言葉が出ません。

※Day1は筆 : Jacky

Day2

2日目はSS9/12「OTOFUKE REVERSE(6.12km)」、スーパーSSのSS10/11「SSS IKEDA(0.50km)」の4ステージのみ。
この中で波乱というか、驚きだったのはSS10。前夜の雨の影響で路面がマディとなり難しいコンディション。
さらに走行順が後になるほど路面が一気に乾いていき、それによって後になればなる程好タイムが連発。その結果ステージ最速をマークしたのは全日本クラスが終わった後に出てくるXCRスプリントカップ北海道のXC-2クラスにエントリーするD1ドライバー、川畑真人/中谷篤(トヨタ・ランクルプラド)!笑
全日本クラスではJN-5クラスの本名/湊組(ヤリス)がトップタイムを計測!
彼らは今後「ラトバラに勝ったことがある」と自慢できるでしょう笑

またJN-1クラスランキング2位の福永/斉田組(シュコダ)はSS9にてフロントサスペンションを破損しリタイアを喫することになりました。

この結果コバライネン/北川組の2年連続JN-1クラスチャンピオンが決定!
コバライネンは開幕戦嬬恋を欠場したにも関わらず、その後のターマックラリーで他を寄せ付けない圧倒的速さを披露しました。但し今回ノートラブルにも関わらず3位に終わったという点で、今後もグラベルラリーが彼にとって課題になりそうですね。

JN-2 : 奴田原/東(GRヤリス)が、この日行われた全ステージでベストタイムをマークし、余裕のシーズン5勝目をマーク。
JN-3 : 前日首位の加納/横手(スバルBRZ)がドライタイヤしか選択肢がなかったようでマディなSS10で大きくタイムロス。初日に築いたアドバンテージを、このSSSで失ってしまう。これで3.7秒差ながらも山本/立久(GR86)がトップに浮上。山本は残された2ステージで加納を3.9秒差で凌いでシーズン5勝目をマーク。
JN-4 : 初日首位の内藤/大高(スズキ・スイフトスポーツ)が危なげなく走り切り、第2戦新城以来となるシーズン2勝目。総合でも10位に入る活躍。
JN-5 : 初日トップだった松倉/山田(マツダ・デミオ)が、2位の小川/松本(トヨタ・ヤリス)に54.4秒差をつけて、カムイに続くグラベル2連勝となった。こちらも総合12位と奮闘、JN-5のデミオで頑張りました!
JN-6 : 天野/井上(トヨタ・アクア)が、最終日も全SSでベストタイムを記録し、開幕7連勝を達成!総合でも26位と奮闘しました。

さて、次戦は10/13-15に岐阜県で行われるRd.8第50回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2023、いよいよ今季最終戦となります。
2023年の締め括りにふさわしいラリーを見せてほしいですね!


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