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【WRC Rd.1 ラリーモンテカルロ🇫🇷Day1, 2ハイライト】

いよいよスタートしたWRC開幕戦ラリーモンテカルロ🇫🇷。
国旗を間違えてない?なんて思ったそこのあなた、わざとです。
だって今回のイベント、セレモニアルスタートだけモンテカルロ市街地でやって、あとは全部フランス側なんですもん(^_^;)
もはやラリーサウスフランスでいいのではないでしょうか?笑
そんなこんなで今年もDayハイライトをお送りしていきたいと思いますが、Day1は2ステージのみだったのでDay2とまとめてご案内します。


WRC

Day2まで終わって最高峰WRCクラスをリードするのはチャンピオン候補の筆頭であるエルフィン・エヴァンス🇬🇧(TGR)。SS1から一度もトップを譲ることなくラリーをリードします。

しかし真後ろには世界最速のセバスチャンの一角、セバスチャン・オジェ🇫🇷(TGR)が4.5秒差で迫ります。SS3までの時点ではエヴァンスから22.9秒遅れでしたが、そこから一気に縮めてきました。流石は元チャンピオンの走り。
オジェは今回優勝すればラリーモンテカルロ🇲🇨通算10勝目がかかっているため、パートタイム参戦とはいえこの優勝だけはなんとしても狙っていきたいところでしょう。

ヌービル👓🇧🇪(ヒョンデ)はSS4まで2番手に付けてましたがSS5で360度ターンのスピンを喫してしまい3番手に降格。それでもエヴァンスとの差は16.1秒に留めてます。Day3の追い上げに注目です。

勝田貴元🇯🇵(TGR)はSS1の時点から24秒もエヴァンスから遅れてしまい、なかなか攻めきれない様子。そしてSS3では山岳区間でブラックアイスバーンに足を掬われてしまい車体を法面に落としてしまいました。幸い近所に住んでる妖精さんたちに助けて頂き走行は続行できましたが、5分以上も脱出に手間取ってしまい順位転落。

その後のステージも攻めきれず最終的にはトップのエヴァンスから6分56秒遅れの12番手でDay2を終えました。
配信中の勝田のオンボードから聞こえるエンジン音を聴いていると、他のドライバーと比べて明らかにアクセルを踏み切れてない感じがありました。
ポイントシステムが変わったことを利用するためDay4に向けてタイヤを温存しているのかもしれませんが、Day2までの時点では力強さを感じない走り。
Day3での改善に期待したいところです。

WRC2

WRC2の方をリードするのはニコライ・グリヤジン🇧🇬(AEC/シトロエン)。昨年まではシュコダ勢でしたが今年はシトロエンへ移籍。残念ながら今のところ車体に「藤原とうふ店」の文字は確認できてません笑。
そのグリヤジンを僅か1.3秒差で追うのはペペ・ロペス🇪🇸(シュコダ)。さらにヨハン・ロッセル🇫🇷(AEC/シトロエン)がトップから6.2秒差で続きます。
4番手シアミン🇫🇷(ヒョンデ)はトップから1分54秒と大きく引き離されているので、アクシデントやトラブルがない限り優勝争いはグリヤジン、ロペス、ロッセルの3人と言っていいでしょう。

注目のデビュー戦となったTGRヤリスラリー2はパヤリ🇫🇮がWRC2トップから1分34秒遅れを走行。パヤリは今回WRC2としてエントリーはしてないのでポイント対象ではありませんが、ヤリスラリー2のデビューとしては上々の走りではないでしょうか?
他のヤリス勢はルフェーブル🇫🇷が3分3秒遅れの5番手、ソラン🇪🇸が3分17秒遅れの6番手、ブフィエ🇫🇷がどこかで滑ってしまったのか1時間遅れの20番手となります。

全体的な様子

今回のDay2まではとにかく路面に戦局を惑わされる展開となりました。
出走順の最初の方のドライバーはまだ路面がクリーンなのですが、後続になってくると前車のコーナーインカットによって巻き散らばされた土がターマック路面を汚していき、難しい走行となっていきました。
また、路面に雪はないものの路肩には雪がしっかりと残っており、一部の日陰の路面はブラックアイスバーンとなって多くのドライバーが足を取られました。

先に述べた通りSS3で勝田も滑ってしまいましたが、同じセクションで他のドライバーたちも滑ってクラッシュを喫したりしていたので、午後のループは余計に多くのドライバーが不安なエリアはゆっくりと走る傾向になっていきました。ここで上位陣と中段勢でタイム差が広がったようにも思えます。
Day3はどのようなコンディションになるのか注目です。

また、今回もWRCは非常に美しい景色が広がります。
Day1はナイトステージでしたが、沿道に並ぶ観客たちが赤い発煙筒を焚いて圧巻の光景、もはや山火事状態(笑)。

ドライバー目線でもガードレールを超えて発煙筒を焚いてる人もいて若干怖い(^◇^;)

Day2からは一転、美しい山を背景に心が騒つく光景が届きます。

以前も記したことがあるかもしれませんが、単にドライバーたちの走りや戦いだけでなく、映像を通してこのような美しい光景が観れるのもWRCの楽しみの一つ。世界の絶景に価値観がある僕にとってはいつも心が動かされます。Day3はどんな世界が観れるのか楽しみです(^^)

さて、Day3はSS9から14まで全6ステージを予定してます。勝田は巻き返してくるのか?優勝争いはエヴァンスが逃げるのかそれともオジェやヌービルが迫ってくるのか?WRC2の三つ巴の戦いはどうなるのか?
さらに、SS12は今回初めてAbema TVでもライブ配信があります。
無料で見れるチャンネルがラリーTVやJスポーツとどんな違いを出してくるのかも非常に興味があります。
Day3も注目どころが多数!目が離せません!


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