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密輸 1970



面白かったー!!!
リュスンワン監督は前作『モガディシュ 脱出までの14日間』を鑑賞。こちらは徹頭徹尾シリアスでスピーディでハラハラドキドキ展開だったけど、本作はどちらかというとコメディ寄り。

キム・ヘス(韓国の大女優とのことだけど、失礼ながら私は本作で知りました)演じる主人公のチュンジャが、最初調子よくて胡散臭いんだけど本当は人情味溢れてて…みたいな江戸っ子(?)とヨム・ジョンア(この方も韓国では有名らしいんだけど、不勉強ながら本作で知りました)演じる真面目で人望はあるけど堅物で…という優等生っ子の対比が分かりやすく物語の推進力になっていて素晴らしい。悪役はとにかく憎たらしく、イケメンはとにかくカッコよく、主人公たちを思わず応援したくなる展開はエンタメのお手本のよう。腕力では敵わない女性たちがシスターフッドを発揮して知恵で悪役をギャフンと言わせる(今もう言わないかな)展開も熱かった。