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24-49. しあわせの粒を見つける

子どもの成長があまりにも早くて、長女(小2)の赤ちゃんのときの写真を見ていると「こんなに可愛かったのに、そのときにしっかり堪能せずにきてしまったな〜」と後悔してしまう。

そのときは、瞬間瞬間があまりにも必死すぎて、つねに先を考えて生きてたし、あまりにも近すぎて、目の前にいる子どもの「今の姿」がどれだけ可愛いかに気づけていなかった。

「3時間後に授乳だからすこし寝ておこう」とか、「明朝7:00に起きるためには20:00に寝かさないと。そのためには18:00にお風呂に入らなきゃ」とか。

そういう段取りを毎日毎日繰り返し、なんとか子どもの命と健康と、自分の心身の健康を守ることに必死だった。仕事復帰してからはなおさら。

次女が産まれた今も、もれなく必死すぎてなかなか今を味わえていない気もする。もったいないと思うから、今、しあわせの粒を拾い上げるスキルを磨いている途中。ちいさなしあわせに気づくって、案外とてもむずかしい。

いまさらだけど、7才の長女に対してはだいぶ余裕が出てきたので愛しく思うことができるようになってきた。

ぎゅーっと抱きしめて「すーちゃんも反抗期がくるんやろうなぁ」と言うと「ハンコ期?」と返された。

「ハンコじゃないよ、反抗だよ。ママの言うことを全然聞かなくなったり、なんでも嫌だーってなるやつ。」

と、説明しているあいだ、ずっとわたしの抱きしめた腕を離してくれなかった。

こんな愛しい瞬間を、どこか箱の中に閉じ込めておいて、たまに取り出せたらいいのにな〜

余裕がないときには味わえないんだから、ほんとうにもったいないなぁと思う。ワンオペだからかな。

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