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24-38. 予定帝王切開の前日の記録

予定帝王切開はオペ前日に入院する。
午後15:00から入院だけどそれまでは時間がある。

母と「出産前のラストランチは何を食べようか?」と話す。

カツ丼が食べたかったのだけど(ゲン担ぎではなくてリアルに笑)、近くにカツ丼が食べられるお店はなくて。でも和風の口だったので、近所の蕎麦屋へ向かった。

こちらに越してきて半年経つが、わたしは蕎麦が食べられないので、はじめてのお店。うどんに変更も可能だったので行ってみた。

冷のおろしうどんと、かやくおにぎりを注文。

手作りされたコシのあるおうどんだった。
丁寧なお仕事に、心が満たされる。

うずらのたまごが乗ってるのも素敵

レジしてくれたお婆ちゃまに「もうすぐですか?」と聞かれ

明日手術なんです
最後のランチでここに来ました
おいしかったです

と伝える。

帰りにカフェに寄って優雅なカフェ時間を楽しんだ。最後の最後に糖質ばかり摂っているわたし(笑)

こんなゆっくりできるのも、しばらくお預けかね


入院する時間も15:00で、長女が小学校から帰宅するのも15:00。

なので私1人で病院まで向かうつもりだったのだけど、思ったよりスーツケースが重くて、母が病院まで付き添ってくれることになった。

長女の帰宅時間に間に合うよう、余裕をもって早めに病院へ向かうことにした。駅はエレベーターが遠く、階段も多かったのでとても助かった。

病院の前で写真を撮って、また明日〜と別れる。

母に早めに帰ってもらうつもりだったのに、家の鍵を渡し忘れたことに気づいた母からLINE。
すぐLINEに気づいてほんとうによかった。

一駅行ってしまってたので、慌てて戻ってくる母に、改札越しに鍵を渡すことに。

電車の時間を調べて、この電車ならギリギリ娘の帰宅に間に合うはず!と連絡。

颯爽と走る母(61)。この年齢で走れるってすごい。ミッションインポッシブルみたいな緊張感。笑

わたしも、駅と病院と往復したりして汗だく。今日は暑い日だった。

母に無事帰宅したか確認すると、帰宅したらちょうどマンション前で娘とばったり出会えたとのこと。よかった、間に合った〜!笑

さて、わたしも病院に戻る。スーツケースを慌てて1階のロビーに置きっぱなしにさせてもらってたのを、しれっと持って2階に上がる。

今日入院なんです、と伝えると個室に通される。ウェイティングルームと書いてあるが、ここが帝王切開後のリカバリールームにもなるらしい。

陽が差し込む気持ちのいい角部屋で、他にその部屋を使う人がいなかったのか、テレビがなくてよければ明日までこの部屋を使えるとのこと!

大部屋よりこちらがいい!と直感的に思い、二つ返事でOKする。

そこからすぐNST(張りや赤ちゃんの心音を見るやつ)で赤ちゃんの様子を確認したら、剃毛。書類を確認してサインして、それが終わったらシャワーだ。

おそらく大部屋のシャワールームを借りたのだけど、大部屋に人の気配が全くなかった。やはり人がいないのかも。

シャワーはこれから3日間浴びれないので噛み締めて洗った。シャンプーとコンディショナーとボディーソープは置いてあって、ボトルはMARKS&WEBだった。中身は違うかも?

シャワールームはとても清潔だった。新しい感じがした。分娩衣に着替えて部屋に戻るとまだ16:30くらいなのにお腹が空いていた。

娘の様子が母から送られてくる。言うこと聞いてお友だちと遊んでたよーとのこと。よかった。

17:30ごろにお部屋に夕食が運ばれてきた。待望のごはんー!!!運んできてくれるスタッフさんも感じがいい。

蓋を開けると中華御膳。
美味しい…腹ペコだったけど量もちょうどいい。次のごはんはいつになるんだろう。

前日入院のお夕食は2,000円追加料金がかかるらしいけど、そもそも基本料金もわからない。一体全体いくらかかるのだろう。笑

中華なので全体的にトロミつき。おにぎりは小さめ3個。桃みたいなのは、あんまん。

食べ終わってお茶を飲んでたら、18:00ごろに看護師さんが来た。ふたたびNSTをする。

これが長くて(1時間くらい?)ウトウトと軽く寝てしまっていた。どうやら張りが強いらしい。張り止め飲むかも〜と言われたけど、そのあと「まぁ大丈夫」とのこと。わたしも今すぐ陣痛がくることはないと思ったので「たぶん大丈夫だと思います」と伝えた。

赤ちゃんに度々「もうすぐだよ〜」「あと◯日だよ〜」と伝えていたので、もう赤ちゃんも準備万端!っていう感じがする。昨日はめっちゃ張ってて痛かったし、歩くのももう限界。暑いし。

歯ブラシなどのアメニティと、Wi-Fiのパスワードが知りたくてウズウズ。NST終わりに聞いたら持ってきてくれた。歯ブラシはあると書いてあったので持ってきてなくて、でもリカバリールームにはなくて、磨けなかったらどうしよ〜と思ってたので一安心。

Wi-FiがつながったのでNetflixとYouTube。見たいやつだけ見る。

娘の様子を聞いてみると、ばぁばとハッスルして遊んでた。でも布団に入ったら一瞬で寝たみたい。離れていても(離れてるからこそ?)気になってしまう。っていうか暇だからかも。笑

わたしも寝ようかな〜と寝る前にトイレに行くと、すれ違った看護士さんに後ろから「お腹の張りは大丈夫?」と声をかけられる。

一瞬、自分のことだと思わなくて、振り返って目があって「大丈夫です!」と伝える。

みなさんとても親切。

隣の2つのお部屋で、2人陣痛がついているらしい。がんばれ〜!!と念を送る。

防音なのかほとんど声は聞こえないけど、トイレの帰りに部屋の前を通ったときに声が聞こえたような気がしたし、たまにバタバタっと人が出入りする音がするので、そろそろ産まれるのかも。

さっきのNSTのときに変にウトウトしちゃったので寝れないなぁ…と思ったら、隣から陣痛の叫び声が聞こえ始めた。そろそろ産まれそうだ!がんばれー!!!


さて、今の気持ちを書き出しておこう。

・人の新生児が可愛すぎたので、明日わたしの赤ちゃんに会えるのが楽しみになってきた。(急に実感が湧いてきた)

・長女の体調やメンタルが揺らいでたこの頃で、私も思った以上に心配してたみたいで、離れて1人になって解放感がすごい。

・ここまで来たらあとは流れに身を任せるのみなので、逆にもう緊張がほぐれた。

願いと、未来の感情も書いておこうと思う。

・赤ちゃんが産まれて可愛い、感動する。
・長女がお姉さんになるのをうれしく思う。
・家族みんなで新しい生命の誕生を喜ぶ。
・麻酔は痛くないし、手術はうまくいくし、縫合もボーッとしてるうちに終わる。
・術後、おもったほど痛くない。
・痛み止めが効く。
・3日後には歩ける。
・3日後のシャワーが最高に気持ちいい。
・お祝膳が美味しく食べられる。

そうこうしているうちに隣から産声が聞こえてきた!!!産まれたみたいだ!!!

お隣のお母さん、おつかれさま。
勝手に感動するわたし(泣)

眠れそうなので、記録はここまでにしておく。

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