道路族・騒音族の被害は理解されにくい?

近隣住民による違法行為「道路で遊ぶ」ことには、様々な弊害が発生する。

①車両の通行を妨げ、また車両との接触事故になりかねない。
②近隣住民の敷地へ無断侵入および、他人の所有物を破壊する可能性
③遊ばせる子ども・保護者の声、ボール音・キックボード等の騒音被害

①、②は警察や該当する年齢に見合った学校への通報や相談などの措置ができるが(※だからといって解決するとは限らない。この点はまた別記事で。)、
③に関しては理解を得ることが難しかったりする。

「キィィィィ」「キャァァァァ」「ウギャァァァァァァァ」「ギャッハッハ」
これらの甲高い奇声が長時間響き渡る。そしてボールをつく音やアスファルトを走り回るキックボードのガラガラ音などが、いくら窓を閉めても家の中に響いてくるのだ。

その時点で被害者の平穏な時間はもろとも簡単に奪われる。

被害者が心身の不調を訴えても、
「あなたが神経質になり過ぎているだけ」
「子どもの遊ぶ声くらいで大袈裟」

だなんて無神経な言葉を投げつけてくる人がいる。

私はそれらの言葉をメンタルを診る医師に言われたことがある。
おそらく、私が神経過敏になっている。もしくは被害妄想も入り交じっていると思われたのだ。

公園や幼稚園等で遊ぶ子どもたちの声を「我慢できない」と言っている訳では無い。
そういった安全な場所で遊ばせている家庭の子どもは上記のような奇声をあげることは少ないし、微笑ましく見守ることもできる。

問題は「本来、心休まる場所である自宅でひたすら騒音に耐えねばならない」ということだ。

家は動かせない。
騒音が止むまで外出するか、耐えるしかないのだ。

そんなことを毎日できるか?と言われたら答えはNo。

赤ちゃんを育てている人、体調不良で寝込んでいる人、在宅ワークの人、夜勤勤務の人…様々な事情があるのだから。

「嫌なら逃げればいい」と言われても、いつ出没するか分からない道路族のために毎日避難準備をしなければならない意味がわからない。
引っ越すとしても経済的な面などで軽々しくできる人は少ないだろう。

どうして「地域パトロール」といったボランティアが存在するのに道路族や騒音族を取り締まることはないのだろうか?

どうして「子どものしていることだから」で片付けられなくてはならないのだろうか?

大人が奇声をあげていたら「不審者情報」が地域に流れたり、警察が来るのに、子どもだと何故許されるのだろうか?

公園や広場ならいくら騒いでも構わない(限度はあるが。)
それを「他人も住んでいる住宅街」で行うから問題なのだ。

そういった背景を知らずに軽々しく被害者の苦悩を否定しないでください。

そしてもしこれを読んでくださったあなたが「道路で子どもを遊ばせる」「敷地内で子どもが奇声を出しながら遊んでいる」ならば…
今すぐやめてください。

誰も何も言ってこない=容認されているのではありません。
「うるさくてすみません」と言われても「本当に迷惑です」だなんて事を荒らげることはできません。

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