最初に感じた『不快感』

体調が悪く寝ていた午後のことだった。
ようやく眠りにつけた数分後、騒音で飛び起きた。

窓から外を見ると、アスファルトをキックボードで疾走する子どもたちがいたのだ。
小学生くらいだろうか?
独特なイントネーションで、大声で騒いでいた。

最初は布団を被って我慢していたのだが、待てど暮らせど騒音が鳴りやむことはなかった。

痺れを切らし、窓を開け、下で騒いでいる子どもたちに

「ごめんね、ここは公園じゃないから遊ぶなら公園に行ってくれる?」

と声をかけた。

子どもたちは睨みつけるように見上げてきた。

反省の色無し、といったところだろうか?
「今、具合悪くて寝てるから静かにしてくれる?君たち⚪⚪小?何年生?」
と更に言葉をかけると

「はーい」と蜘蛛の子を散らすように去っていった。

「せっかくいいとこ見つけたのになー」
「まじうざい」

そんな捨て台詞を吐きながら。

その時は、それで済むと思っていた。
まさかここまで追い詰められるなんて、想像すらしていなかった。

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