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2022年に観た映画を振り返る

今年は映画をメチャクチャ観ました。
その数59本。ほぼ劇場で。
自己最高を大幅に更新。

日本映画がやたら面白かった。
話題作・大作も優秀であった。
そんな1年でありました。

私が観た作品群は最後にまとめて。
その中で、覚え書き的に、これは「面白かった」「心に残った」作品を、徒然なるままに。

『トップガン マーヴェリック』『THE FIRST SLAM DUNK』『RRR』『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』『ザ・バットマン』あたりは、もう皆さん沢山仰ってて私が入り込む余地がないので省略。

『ハケンアニメ!』

「派遣」じゃなくて「覇権」の話

「お仕事映画」として秀逸。
劇中に登場するアニメの完成度が異常。普通に面白そう。
柄本佑さんが印象深い。

「やれやれ、仕方ないですね」的な顔

ハッキリ言って感じ悪い。けど、冷静に状況を把握している。こういう人が居ないと仕事が回らない。そのくらい重要な人。


『ロスバンド』

音楽・若者・珍道中。
つまらないわけがない

可愛らしい北欧映画。
似たようなストーリーの作品は散々観てきた筈。なのに、やっぱり観てしまう。楽しんでしまう。
現実はシビア。でも、前に進めば何とかなる。そんなことを改めて思わせてくれる。

ロックは不滅だぜ

上映時間94分。短くてお手頃。


『恋は光』

劇場は若い女性ばかりであったよ
おじさん一人は流石に恥ずかしかったよ

チャラチャラした恋愛ものなんでしょ、と思いきや、心安らかになる素敵な作品。
個人的ポイントは、ニコニコ顔の伊東蒼さん。
『空白』『さがす』で酷い境遇を演じ続けてきた彼女が、今作では幸せそのもの。満面の笑み。それだけで救われます。

ニコニコにこやか

ていうか、本編文句なく面白い。


『ベイビーわるきゅーれ』

緩急が見どころ

2021年公開なんですけど、私は2022年に観たので。
共同生活を送る女子高生2人、実は「殺し屋」。
『ニキータ』『レオン』等とは異なり、緩さが基調。
だから、アクションが際立つ。特に伊澤彩織さんがキレキレ。

とにかく凄いんですわ

2023年3月に続編公開とのこと。期待。


『アライブフーン』

『トップガン マーヴェリック』と
公開時期が被ったのは不運

イオンシネマを中心に上映してたんですけど、トム・クルーズを相手にけんもほろろ、というような状態で。
とはいえ、映像の迫力は堂々たるものでございます。
取り敢えずちょっと観てみてくださいな。話はそこからですよ。

懐かしのいすゞジェミニのCMを思い出しますわね。

可能ならば大画面と大音響で。つまり劇場で。
予告編もどうぞ。


『ケイコ 目を澄ませて』

岸井ゆきのさんの熱演

まずはボクシングのリアリティ。
岸井ゆきのさんのトレーニング映像を。

「3ヶ月しか準備期間が無かった」ってホンマかいな。凄すぎます。
お話とか演技も良い。会長役の三浦友和さんとシャドウボクシングするところなんか名場面ですよ。

会長を見るときのケイコは、常に涙ぐんでる。
そんな気がします。


『香川1区』

劇的ドキュメンタリー

2021年12月公開。
同年の衆議院議員選挙における香川1区の壮絶な戦い。
2020年に作られた『なぜ君は総理大臣になれないのか』の続編的な位置付けです。
なので、可能ならば連続でご覧を。

大島新監督が奥様から
「同郷の小川君が家族が反対してるのに出馬するって」
と聞いて興味を持ったのが映画製作のきっかけらしい

私は、この映画を通して、特定の政党や候補者を推したり貶したりする気はないです。
ただ、この2本から、日本政治の問題点の一端が垣間見えると考えます。
そして、政治参加(=投票行動、政治家の監視)の重要性を感じてもらえたら、と思うのです。


『破戒』

影の入り方が象徴的なポスター

部落差別をテーマにした島崎藤村の代表作を60年ぶりに映画化。
丁寧な作りでとても良作なんですけど、デリケートなモチーフだけに、あんまり大きな広告もされず。実にもったいない。
間宮祥太朗さんは難しい役どころを熱演。
光って見えたのは矢本悠馬さん。

矢本さんは丑松の良き理解者・銀之助を演じた

そろそろソフト化もされるそうなので。


『PLAN75』

これまたヘビーな題材

もし「75 歳から生死が選択できる」という制度が出来たとしたら、という思考実験的な作品。
一度決断したとしても、いざ「その段」になると迷いが生じる。人間だから、ちょっとした交流でも情が移ることもある。その現実味の見せ方が実に巧み。
安楽死、尊厳死について、制度が作られる国があったり、日本のように制度化に慎重な国があったり、議論が続く現在。
この映画が我々に突き付ける「宿題」は、限りなく重く大きい。


『MONDAYS』

新しいタイムループものの誕生

これまた優秀な「お仕事映画」。
タイムループを止めるために、上司への説明と説得が必要、という筋書が見事。そしておかしい。
マキタスポーツさんの演じる永久部長が可愛らしい。

本作のヒロインです

2022年12月31日現在絶賛公開中。



2022年に観た映画(最近観た順)

(「★」が付いてる作品は旧作リバイバル上映)

ペルシャン・レッスン 戦場の教室
ある男
ケイコ 目を澄ませて
ザ・メニュー
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
THE FIRST SLAM DUNK
あなたの微笑み
サポート・ザ・ガールズ
RRR
MONDAYS
★華麗なる大泥棒
PLAN75
ブレット・トレイン
ロッキーVSドラゴ ROCKY IV
NOPE/ノープ
エルヴィス
恋は光
破戒
★東京裁判
ベイビー・ブローカー
メタモルフォーゼの縁側
アライブフーン
ハケンアニメ!
犬王
トップガン マーヴェリック
シン・ウルトラマン
死刑にいたる病
TITANE/チタン
ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス
カモンカモン
★ゴッドファーザー最終章 マイケル・コルレオーネの最期
★ゴッドファーザーPartⅡ
★ゴッドファーザー
ドント・ルック・アップ
ベルファスト
ナイトメア・アリー
パワー・オブ・ザ・ドッグ
猫は逃げた
ザ・バットマン
牛久
愛なのに
ゴヤの名画と優しい泥棒
ロスバンド
ドリームプラン
ちょっと思い出しただけ
フレンチディスパッチ
前科者
ダーク・ウォーターズ
ウエスト・サイド・ストーリー
大怪獣のあとしまつ
Coda コーダ あいのうた
香川1区
さがす
ベイビーわるきゅーれ
キングスマン ファースト・エージェント
クライ・マッチョ
ハウス・オブ・グッチ
偶然と想像
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

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