見出し画像

家庭菜園の薦め!!

 冒頭の写真は、我が家、家庭菜園の水源です。田舎に住まいの方は、住まいの回りに、ほとんど、なにがしかの空き地があります。現役を引退してから、家内から提案がありました。空き地を管理するには、家庭菜園しか無い。最初は、自宅消費の野菜、2・3種類から始まりました。私の役割は、土地を耕すだけで、家内が植え付け及び世話係でした。1・2年は、時に食卓に2・3度、我が家の栽培野菜が、料理されて、食卓の話題になりました。

 そのうちに、野菜の種類が増え、最盛期には、近所、友達に、食べ助けを口実に、おすそ分け出来るまで成りました。担当は耕すだけから、いろいろ作業補助が増え、今では、世話しなければならない担当野菜まで、出来てきました。野菜によっては、水、肥料を欲するものから、比較的世話のいらない物まで、野菜の知識も多く成ってきましたが、すべての品種が、何の問題も無く順調に育ち、良く実ると言う事はありません。しかし、一般に知られる野菜は、育成に関して、それなりにウンチクを垂れる事が出来るように成りました。

 家庭菜園には、水は欠かせない物です。初めは、小さな場所のみでしたから、水道水を使用していました。他の地区の事は解りませんが、我がち地区では、下水料金は上水道の2倍量で算出されるらしいです。水道料金が家庭菜園で増えるのは、納得出来るのですが、下水加算が納得出来ず、散々悩んだあげく、井戸を掘る事を決心しました。上水道が施工される前は、家事水は全て井戸水でしたから、井戸を掘れば、水は全て無料で使える。そんな思いの一心でした。

 趣味の家庭菜園に、プロの井戸堀り業者に、依頼することは、動機理由から考えても、採用できません。また、業者の心当たりもありません。
井戸掘り道具の制作から初めました。ネット検索すれば、それなりの参考事例が出てきます。道具はほとんど塩ビ製品で揃えました。それなりに費用も掛かったのですが、11月の初め、作業休刊期を迎え、作業開始しました。
井戸候補地に、スコップで50センチ強の穴を掘り、その中に、バケツ1杯の水を入れて、底土を柔らかくします。50ミリ塩ビパイプの先端を繫ぎ手で補強して、60角の金属板を取り付けた道具で、穴中を突き掘りして行きます。

 塩ビパイプ道具は、少し掘り易いように、加工済です。20ミリ塩ビパイプの持ち手を付け、深くなれば継ぎ足せるようにしています。50ミリ先端のパイプは50センチくらいの長さで、金属角板の両サイドから、流動化した泥が、パイプ中に入り、一方弁にて、パイプ中に留めます。一定量中に貯れば、パイプ上部の穴から、泥を取り出します。1メータも繰り返し掘れば、水も底から少し湧いてきます。後はパイプの上下運動を繰り返し、ひたすら掘り進みます。1ヶ月弱、掘り進めました。途中、穴側面が崩れ落ちない様に、祈りながら、目安5メーターより深く成るまでは、注意深くすすめます。

 最初に掘り始めた場所は、穴側面が崩れ、100パイの塩ビパイプを差し込み、補強を試みたのですが、崩れが収まらず、埋め戻しました。
ここで諦められませんでした。新たな場所を設定して、また、最初から、始めました。近所の人も、それとなく気づき、なにか冷やかしを言われそうな時も有りましたが、初心を貫きました。掘り進む先に小岩でも有れば、また振り出しに戻ります。冒頭の写真が残ったのは当初目的を達し、それでも紆余曲折が有りましたが。電動組み上げポンプも、自分で設置して、家庭菜園の要に成っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?