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【オールドワールド】騎士vs騎士!大陸最強はどっちだ!?【バトルレポート】


帝国vs王国

紳士淑女の皆様ごきげんよう。今回のバトルレポートは俺のアーミーじゃなくて他人のバトルを(勝手に)まとめたものだ。エルフやドワーフを期待していた人には申し訳ないが、今回は人間だけだ。しかしなんと騎士vs騎士!駒場天狗👺氏のブレトニアと、タンケン🗡️氏のエンパイアの激突だ!レギュレーションは1000ポイント!バトルの場所はウォーハンマーカフェ!新規参入組はブレトニア騎士の真の実力が、古参選手はエンパイアのオールドワールドでの活躍が気になるところであろう。では早速ロスターから見ていきたい。

タンケン🗡️さんのエンパイア

++ キャラクター ++
チャプターマスター [173 pts]
Hand weapon/Lance/Full plate armour/Shield/General/Demigryph/Laurels of Victory

帝国軍内で独自の司令系統を持つエンパイア騎士団の支部長的な位階の人物で、ゲーム的には白兵戦での突破力と、合流ユニット(騎士に限る)に心理ルール無視を付与する。そのため最前線に斬り込むタイプのキャラクターと言える。今回はデミグリフに騎乗している。

エンパイア・キャプテン [107 pts]
Hand weapon/Great weapon/Full plate armour/Shield/Battle Standard Bearer/On foot/Dragon Bow

こちらは指揮官クラスの人物だが、バトルスタンダードを持たせているところがポイント。こいつがあれば周囲の士気チェックの振り直しが可能になり、戦線が安定する。元々士気の高いエンパイアがさらに磐石になる!はずだ。

++ コア・ユニット ++
10 エンパイア・アーチャー [70 pts]
Hand weapons/Warbows

一見するとなんの変哲もない射撃ユニットだ。攻撃力は低いがそれなりの数を浴びせかければ金星も狙えるだろう。タンケンさんのアーチャーはなんと旧メタルのハーフリングだ!貴重!レア! 

帝国領内のムート自治州に住むハーフリングたち。ドワーフより小さく、エルフより打たれ弱く、人間の数倍の食欲を持つなんともアレな種族だが、多種族よりも数段混沌への耐性が高いと言われている。生まれる前からウォーハンマーをやっている男、タンケン氏秘蔵のコレクションだ。

24 ステート・トループ [183 pts]
Hand weapons/Thrusting spears/Light armour/Shields/Sergeant (champion)/Standard bearer/Musician

エンパイアといえばこれ!誇り高きエンパイアの職業軍人の皆さんで、安定感のある6人×4列運用だ。スラスティングスピア(刺突槍)装備のため理想的な「金床」ユニットになるはずだ。ここにバトルスタンダードベアラー(BSB)が合流して、継戦力が大幅に底上げされることになる。こちらのユニットも貴重なメタルミニチュアだ。


( 心の声「まぁ、人間の職業軍人とて我ら武烈忠勇なウルサーン民兵の武技の足元にも及ばぬがな」 )


++ スペシャルユニット ++
3 デミグリフ・ナイト [228 pts]
Lances/Shields/Full plate armour/Demigryph Preceptor (champion)/Standard bearer [War Banner]

速くて強いオールドワールド最強クラスの騎兵のひとつ、デミグリフナイト。やや可愛くないチョコボみたいな生き物にマウントした選ばれしエンパイア騎士達は、果たしてブレトニアの盾を砕き、槍をへし折れるのか!?

5 アウトライダー [111 pts]
Hand weapons/Pistols/Repeater handguns/Heavy armour/Sharpshooter (champion) [Grenade launching blunderbuss]

遊撃部隊として優秀な、銃をもった軽騎兵だ。射撃されると弱いという弱点こそあるが、うまく運用できれば戦術的優位性を確保できる上級者向けユニットだ。

++ レアユニット ++
ヘルブラスターヴォレイガン [120 pts]

エンパイアがほこる珍兵器の一つ。アーティラリーダイスを3つ振って出目の数だけ弾が出るが、ミスファイア⚠️すると爆発する危険性を孕むギャンブル性がある。

バランスが良く、高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処できそうなアーミーだが、懸念点としては、ミニチュアがバトルレディでないことだ。ホビーの神は果たしてグレーサフアーミーに微笑むのか!?(フルペイントを過剰に推奨する意図はありません)

駒場天狗👺さんのブレトニア

++ キャラクター ++
ブレトニア・デューク [301pts]
Hand Weapon, Heavy Armour, Shield, Lance, Royal Pegasus, Barding, Hand Weapon, General, Virtue of Heroism

ブリオンヌ侯爵様の御出陣だ。しかもロイヤルペガサスにお乗り遊ばしていて、ご移動力もお突破力も一級品であらせられる。お強い。おポイントはかなりお高いが、エンパイアの将兵を戦闘力という点では圧倒なさっている。果たしてどのようなご活躍をお見せになるのか?

++ コアユニット ++
30 メン・アット・アームズ [144pts]:
Hand Weapon, Light Armour, Polearm, Shield,Yeoman [7pts],1x Standard Bearer [5pts], 1x Musician [5pts],1x Grail Monk [7pts]

命の安さ(1人4ポイント)とディフェンスに定評のある歩兵だ。こちらはエンパイアと違って職業軍人ではないため戦闘力は貧弱だが、いかんせん数が多く、狂信的な司祭が合流していて容易に崩壊しない強みがある。たとえこいつらを倒すことはできても、時間とコストが見合わないというジレンマを生み出せるユニットだ。

メン・アット・アームズは6人×5列での運用だ。ハイエルフ・スピアマンは1人9ポイントなので命の価値が全然違う。そのくせライトアーマーとシールドは装備しているので最低限の防御力があって非常にコスパがいい。こういった、強くはないが利用価値のあるユニットは貴重だ。

6 騎乗ナイツ・オヴ・ザ・レルム [165pts]: The Knight's Vow, Bretonnian Warhorse, Barding, Hand Weapon, Hand Weapon, Heavy Armour, Lance, Shield, Musician [7pts], Standard Bearer [7pts], First Knight [7pts]

ブレトニアの主力と言えばこれしかない。数ある騎兵の中でも高水準な能力値を待ち、そこにブレトニア固有のルールが乗って凄まじい力を発揮できる。独特の隊形であるランスフォーメーションは、占有面積の割に高い攻撃能力を発揮できる。足が速く、ランスを用いた突撃は圧倒的の一言。俺たちはこれがやりたくてブレトニアをやるのだ。

ガッツリ塗り込まれた駒場天狗さんのナイツ・オヴ・ザ・レルム。統一された軍装は、今版ならではのいでたちだ。無敵のランス・フォーメーションでエンパイア軍を貫けるか!?

20 ペザントボウマン [117pts]
Hand Weapon, Longbow, Villein [7pts], Standard Bearer [5pts], Musician [5pts]

ブレトニアに住む哀れな農民兵達だ。ブレトニアの騎士達は遠距離武器などという騎士道精神に反する武器はNGなので、射撃はもっぱら彼らの役割だ。しかし射撃技能は低く、正規軍たる騎士達には何の期待もされていないため、潰走しても周囲にパニックテストを引き起こさないという妙に生々しいルールを持つ。

++ スペシャルユニット ++
3 ペガサスナイト [172pts]
The Knight's Vow, Barded Pegasus, Barding, Hand Weapon, Heavy Armour, Lance, Shield, First Knight [7pts]

オールドワールド随一の機動性と破壊力を持つ騎兵ユニットの登場だ。陣地の左右に置くことで敵を強く牽制できるため戦略的価値が高く、一度突撃すれば一方的な破壊をもたらすだろう!対峙した時には最優先ターゲットと言っていい。

++ レアユニット ++
フィールド・トレビュシェ [100pts]
2x Peasant Crew, Hand Weapon

騎士道精神のかけらもない非人道兵器トレビュシェ。騎士様がこれを扱うことは絶対ないが、ブレトニアのアーマーでは唯一の長距離兵器だ。かつてはモデリングしたくないミニチュアの上位にランクインしていたが、フォージレジンにリメイクされて作りやすくなった、らしい。

駒場天狗氏のトレビュシェ。これを発明した若者が豚1頭と銅の冠2個を褒美(ブレトニアの平民が一生働いても稼げないほどの額らしい)を下賜されたエピソードはあまりに有名。

初期配置

さて、アーミーの紹介が終わったところで初期配置だ。お互いに突破力のある快速ユニットがあるので、両翼の配置が気になるところ。

迎え撃つ気マンマンのエンパイアの初期配置。戦力がやや右翼に固まっているが、ペガサスを引きつける狙いがあるのだろう。中央突破を目指すブレトニアを可能な限り射撃して弱らせ、デミグラフナイトで蹴りをつけるという作戦だ。(そうに違いない)

👺「怒らないで下さいね。強いだけの騎士ってバカみたいじゃないですか」
🗡️「またランスフォーメーション…こいつらクソっスね」
👺「なにっ」
🗡️「しゃあっ」

か、開戦だあっ!

序盤

1ターン目表
基本的に1ターン目表はブレトニアは湖の淑女の加護を得るために祈りを捧げるので、エンパイアのターンからスタート。歴戦の将、タンケンさんの注目のスターティングムーブは・・・

不 動 如 山

うーーーん、24mvの距離を保って動かない!敵が有効射程に入るまでガン待ちの構えだ!いつものことだが、オールドワールドの1ターン目は速やかに進行する。40Kでは1ターン表で勝敗が見えてるようなことはザラだが、オールドワールドでは優位な位置に陣形を展開して終わることが多い。というわけでブレトニアにターンチェンジ。

ミニチュアの視点から見ると敵はだいぶ遠くにいるように思える。
アウトランダーから見た光景。敵はまだ遠いな!ヨシ!
アーチャー部隊は射程距離まで移動したが、彼らの矢が敵に当たることは無かった。

1ターン目裏
ブレトニアの騎士、ついに動き出す。高い機動力を活かして両翼から包囲し、撃滅する動きを見せる。

汝ら、税を納めよ。汝らの栄えある君主のために。
汝ら、働くべし。実りある食卓のために。
汝ら、十平より広い土地を子孫類戚に遺すべからず。
汝らよ、案ずることなかれ!ブレトニアの騎士は、汝らの盾なるぞ。
-5版アーミーブック「ブレトニア」より

(良いこと言ってんだかどうなんだかわかんねぇなこれ)

何はともあれこのゲームは敵との距離感が重要だ。さて、メジャーはどこかな・・・?ん?

ここでタンケンさんが秘蔵のアイテムの数々を開帳し始めた。まずはこれ。
※今はタンケンさんのターンではありません

ズイッ!
こ、この竹尺めいた棒はいったい・・・!?
な、長いぞ!あれはまさか!?
衛府美偉戦鎚寺に伝わる秘伝の武具がベールを脱ぐッ!
うわあああああああ!!(PC書き文字)
8版登場時に発売された(めっちゃ使いにくい)折りたたみメジャーだぁ!

さすがは生まれる前からウォーハンマーをやっている男は持ち物が違う。アクセサリーまでいちいち公式の(なんとも形容詞がたい使い勝手の)アイテムで揃えている!気を取り直してブレトニア進軍!

ブレトニアナイトの怒涛の直進。これに対してタンケンさんは次のターンに向けてデミグリフナイトとチャプターマスター(なんか騎乗してるデミグリフがデカい)の突撃可能距離をあらかじめ測ることにしたようだ。そこで取り出したのは・・・
な、なんだぁっ!?(失神)
うわあああああああ!!!!(失禁)
開いたコンパスの中心に距離が表示されている!なんてわかりやすい!これは便利だあっ!
(いや待て、いうほど便利か…?)
まさかこの男、8版発表当初に同時発売された公式アクセサリーを全て揃えているというのか!?(バッグ持ってないとのこと)

次々繰り出される伝説の宝具を目の当たりにして多少動揺したものの、狼狽えるブリオンヌ公ではない。落ち着いてその他の移動を終えていく。

ブリオンヌ公御自らお右翼に御着陸されておチャージの機会を狙っておられる。
ペガサスナイトは機動力を活かして左翼に行進移動。めっちゃ速い。しかもアーチャーからの射線を切っている。ワザマエ!
迂闊に前進したアーチャーに、ペザントボウマンの矢が降り注いで一名戦死。

まだブレトニアの攻撃は終わらない。そう、非人道兵器トレビュシェの出番だある。まずは距離を測る!

ベースにメジャーを合わせて、
はい、射程距離内ですね。(わー、つかいやすーい)
しかしながら狙いが甘かったようだ。アーティラリーダイスが荒ぶってトレビュシェの第一射は空振りに終わった。

ここでブレトニアのターンは終了。2ターン目に移る。

2ターン目表
いよいよバチバチの交戦距離に入った。こうなったらターン最初にやることは一つ。そう、突撃だ(注意:本当はコマンドフェイズだ)。突撃宣言!デミグリフナイトでナイツ・オヴ・ザ・レルムに突撃!

まずは秘伝のメジャーで突撃距離を測るぞ!(わー、なんてつかいやすいんだー)
ちょっと遠いけど早駆けもってるからヨシ!出目はM7+5(2D6の高い方)+4(青ダイスの早駆けボーナス)=16!突撃成功だ!
アーチャーは列を横長に組み直して、眼前のメン・アット・アームズを猛烈に射撃する!(効果なし)
俺のヘルブラスター・ウォレイガン(意味深)が火を吹くぜ!装填!撃ち方始めッ!
アーティラリーダイスの出目は14!射撃成功だ!エンパイアの科学力は世界一ィィィイイイ!!!
うわあああああああ!!!
ヴァレイガンの射撃を受けて斃れる兵士たち。しかし25%喪失ではないのでパニックテストは発生せず。これは惜しかった。
デミグリフが突撃したことで射線を確保し、単身取り残されたブリオンヌ侯に狙いを定めるアウトライダー。乾坤一擲の銃火が侯爵を襲う!
やったか!?
いや、手傷を負ってしまったがブリオンヌ侯は未だ健在だ!

射撃による戦果は著しいものではなかったものの、それなりの損害を与えていよいよ戦闘フェイズに突入する。もしナイツ・オヴ・ザ・レルムが突破されれば、ブレトニアは戦力の半数を失い、真正面からデミグリフの猛攻にさらされることになる!

ブレトニア騎士のカウンターチャージ!お互いにランスを刺し合うド派手なバトルに展開した!チャンピオン同士は一騎討ちとなり、騎士の誇りをかけた死闘が勃発!これぞ騎士の戦い!だが、巨獣に乗った上にチャプターマスターが率いているデミグリフナイトが理論上は圧倒的に優勢!!このバトルの結果が戦いの趨勢を決めると言っても過言ではないが、果たして戦いの行方は!?

⭐︎戦闘結果は・・・

G I V E  G R O U N D
(ブレトニア損害無しでやや後退)
Huh?

まさかのGG(Give ground)!タンケンさんの出目もお察しだが、なによりもまず淑女の加護の存在が大きい。S5以上の攻撃には5++ワードが着くので、デミグリフの攻撃を全て帳消しにしてしまったようだ。やはり最初の懸念は正しかった。湖の淑女はフルペイントのブレトニアナイトに微笑み、シグマーは未ペイントの騎士団には冷たかったようだ。(※過度にフルペイントを推奨する意図はありません)
ここを突破していれば、いやせめてナイトをFall back in good orderで後退させていれば、デミグリフナイトは敵陣に深く食い込んだ上にブリオンヌ侯の視界からも外れ、続くターンで本隊を蹂躙できたであろう。でも、そうはならなかった。そうはならなったんだよ、ロック。

2ターン目裏
ブレトニアのターン!奇跡と加護で窮地を脱したブレトニアの反撃が始まる!

ついにブリオンヌ侯のおチャージが炸裂!デミグリフナイトの側面を強襲した!(前ターンでナイトを後退させられていれば・・・)
メン・アット・アームズがぐいっと前進。スタートトループの進路を塞ぐように待ち構える。
恐怖!ペガサスナイトがついに背後を取った!このターンの突撃こそ無いものの、ヘルブラスター・ヴァレイガンは絶体絶命だ!

ここに来てブレトニア軍がエンパイア軍を半包囲。ポイント差こそまだ無いものの、かなり優位なポジションを確保した。ここから射撃フェイズに移る。

これはかなりエンパイアがピンチだ。一見すると互角の乱戦に見えるが、主力のデミグリフはデュークの側面突撃を受け、本陣はペガサスに側背を突かれており、中央もクソデカユニットに蓋をされている。歴戦の将タンケンさんはこの窮地を切り抜けることができるか?
トレビュシェはこのターンも派手に狙いを誤り戦果無し。ロマンしかないコンパスメジャーがただひたすらオシャレ。なんか欲しくなってきちゃったよ。

射撃も終わったことだし、激闘の戦闘フェイズに移るとしよう!

ブリオンヌ侯の側面突撃!デミグリフナイトがそのランスに貫かれて戦死!!しかしチャプターマスターもブレトニア騎士を2名戦死させた!!大将同士、漢と漢が火花を散らす!ナイツ!キシドー!騎士密度1000%!ハッスルナイツがニバイニバーイ!!
戦闘結果を僅差で制したのはブレトニア!エンパイア側はチャプターマスターの士気値8でブレイクテスト!結果は!?
もはや何も言うまい

痛恨の戦列崩壊で逃走を開始するデミグリフナイト。だがまだ諦めてはいけない!追撃を振り切ることができれば次のターンに体勢を立て直し、挽回することも不可能ではないからだ。お互いに早駆けを持った高速(3D6)の追撃戦が幕を開ける!

其 疾 如 風

11mvの逃走だ!期待値を下回るが、果たして逃げ切れるか!?ブレトニアの追撃ロール!

あっ
追撃に成功しデミグリフナイト部隊全滅!大将を討たれ、全戦力のおよそ4割を一瞬で失ってしまった。戦いの趨勢はほぼ決したも同然だ。

中盤(終盤)

実質的に1000ポイントvs600ポイントの戦力差がついていて主戦力を喪失したが、エンパイアの将兵は最期まで戦い、総員壮絶な玉砕を遂げた。

ハンドガン(にしてはデカいな)でナイツ・オヴ・ザ・レルムを討ち果たすアウトランダー。
そのアウトライダーに突っ込み、全滅させるブリオンヌ侯。
本隊同士の激突!エンパイアスタートトループvsメン・アット・アームズ!殴り合いの乱戦だ!
ペガサスナイトに蹂躙されるヘルブラスター・ヴァレイガンと、それを守って殉じたクルー。帝国州兵の鏡!
最終的に三方を囲まれ絶体絶命のエンパイア・スタートトループ。

ほとんど生き延びた者がいないため、エンパイア領内でもこの戦いについての記録はほとんど残っていない。後世、アルトドルフ兵術学校の客員講師であるクレーメンツ・フォン・メッケラー大佐は、この戦いの布陣図を見て勝敗を尋ねられ、こう語っている。

「エンパイア軍が中央に突貫するブレトニアを包囲して迎え撃つ陣形をしている。火力も優っているためエンパイアの勝利だろう。また左翼に展開するデミグリフナイトが敵を突破し、半包囲を形成してブレトニアを撃滅したはずだ」

と述べている。さすがのメッケラー大佐もダイスの出目と淑女の加護までは読めなかったようだ。

終わりに

もしかしたら勘づいている人もいるかもしれないが、私はこのバトルレポートをタンケンさんから送られてきた写真だけをもとに執筆した(本人了承済み)。私はふたりがバトルしている間普通に仕事をしているからだ。羨ましくてはち切れそうだ。もし2人がこれを読んだなら、何割合っているかコメントをしてほしい。
それでは!!

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