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始めよう!ホルスヘレシー Warhammer Horus Hernsy

はじめに

この記事は、ホルスヘレシーを始めたいと思っている迷える戦士たちを沼へと突き落とし、始めたはいいがどこから手をつけたらいいか手がかりの必要な兵士諸君を水底へ沈める目的で執筆されている。なにせ1ゲームしかやっていないのでルールは多少ガバいが、日本全国にヘレシーの輪を広げる使命を帯びた私できる数少ない貢献だと思うのだ。さぁ始めよう。

すぅー(深く息を吸う音)

この記事を読んでいる諸氏はこの暗黒遠未来系ミニチュアゲームに少なからぬ興味を抱く勇者に相違ない。さら読み進み、この争いの銀河に身を投じるのだ。後戻りはできぬ(許さぬ)。《皇帝》の御旗の下で忠節を尽くすか、それとも《大将帥-ウォーマスター-》に従い反旗を翻すか(もしくはその両方か)、選ぶが良いだろう。

はぁーー(息を吐く音)

真面目な話だが、アーミーを作る大前提はまず勢力を選ぶことから始まる。これを書き始めるとマジで終わらないので簡単に説明したい。まず、このゲームは銀河規模の熾烈な内戦を再現するゲームだ。よって、大きく分けて2つの勢力のいずれかに所属することになる。すなわち皇帝に忠節を尽くし、地球を守る忠誠派(ロイヤリスト)と、打倒皇帝を掲げて、大将帥ホルスに従う大逆派(トレイター)だ。今回はスペースマリーンに話を絞るが、全部で18ある兵団はそのいずれかに属しており(厳密に言うともっと複雑だが)、それぞれにライバル関係や根深い確執が存在する。この背景設定はルールブックに載っているので、よく読んでから決めるのがいいだろう。英語が読める強者達は、ブラックライブラリーのThe Horus Heresyシリーズを読むと約束された幸せが手に入るのでオススメだ。私の兵団は総首長ロブート・グィリマン率いる誇り高き第ⅩⅢ兵団「ウルトラマリーン」だ。

アーミーの作り方と40Kとの違いについて

第ⅩⅢ兵団「ウルトラマリーン」勇気と名誉を重んじる、作中最大の兵力を誇った兵団。40K世界では主人公格だが、ホルスヘレシーではとある事情があって主戦場には登場しない。

このゲームの根本はウォーハンマー40Kとほぼ同一と言っていい。アーミーの規模はポイント制だし、ユニット種別などは40Kと大差ない。ただしルールが現行の40Kと異なり、7版以前のものをベースに独自に進化したものを使用する。そのため40Kとほぼ同じようなユニットでも使用感が異なったり、役割が大きく変わっているユニットが存在している。そして現状、40Kと互換性のあるミニチュアは一部を除いてほとんど存在せず、40K経験者も基本的にはイチからアーミーを作り上げることになるだろう。例えばホルスヘレシーの時代にプライマリスは存在しないし、タクティカルスカッドは全員ボルトガンをもっているし、デヴァステーターは最大10人が全員ヘヴィウェポンを持つ。また、ホルスヘレシーという架空ではあるが歴史的戦争の再現を念頭に作られたゲームであるため、オリジナル戦団(この時代は兵団)の登場の余地は無い。スペースマリーンの場合は18ある兵団のいずれかを選択しなくてはならない。
アーミーの編成で守らなければならないお約束は、「アーミー編成表(Crusade Force Organization Chart)」の枠に収まるようにアーミーを編成することだ。同盟枠などもあるがここでは省く。昔からのプレイヤーにとっては懐かしいアレだ。以下を見てほしい(黒星は必要枠、白星は可能枠)
HQ(指揮官・士官)
★☆☆
TROOP(戦列兵・基本兵)
★★☆☆☆☆
ELITE(精兵・特殊兵科・兵団固有部隊)
☆☆☆☆
FAST ATTACK(偵察部隊・高速車両・飛行機)
☆☆☆
HEAVY SUPPORT(重戦車・打撃部隊)
☆☆☆
LORD OF WAR(超兵器)

PRIMARCH(プライマーク、すなわち兵団の総大将)

ホルスヘレシーのユニットには全て上記のいずれかの種別が与えられている。それらをこの枠に収まるように埋めていき、アーミーを作るのだ。つまり、最低1HQ+2TRからゲームができる。ちなみに指揮官たるプラエトールと一般的な基本トループのタクティカルスカッドを2ユニット最低人数で作れば3ユニットでだいたい350ポイントくらいになる。このゲームは40Kと比べて1ユニットが高額ポイントになりがちなので、1000ポイントはけっこうあっという間のはずだ。ユニットが高額になる理由は、1ユニットの枠に複数のドレッドノートや戦車が入ったり、最大人数が20人だったりするからだ。

ヘヴィサポート枠の典型的なユニット。全員がオートキャノンを装備していて殺意が非常に高い。こちらはタクティカルマリーンに別売りのヘヴィウェポンを取り付ける必要がある。
2000ポイントのウルトラマリーンがお盆に乗っているの図。このアーミーはHQ2、TR2、EL4で構成されている。タクティカルマリーンは20人で構成されている。

どうやって始めるか?

では具体的にアーミーをスタートするとして、なにを揃えればいいか書いていこう。答えは至極単純で、Age of Darkness箱を買うことだ。

Age of Darkness箱とその中身。必要なものが全て揃う!!赤い棒で人を叩いてはいけない。

この箱がいい理由は3つある。まずルールブックとテンプレート(爆発マーカーと火炎放射器マーカー)といったゲームに必要な物が入っていることだ。ルルブは単品で揃えると高額なのでセットがいい。二つ目はアーミー編成に最低限必要なユニットが入っていること。特にタクティカルマリーン40人はタクティカル20人×2ユニットにしてもいいし、武器アップグレード箱を買ってサポートスカッドやヘヴィサポートスカッドにしてもいい。

アーミーの屋台骨、タクティカルスカッド20人を完成させた時の写真。お酒(アルコールが入っているとは言ってない)を飲みながら野外でうっとりタイムだ。

三つ目はコンテンプタードレッドノートとスパルタンアサルトタンクという、ヘレシーみ溢れるユニットが入っていること。ドレッドノートはゲーム中かなり重要なユニットで、シンプルに強いので何機いてもいい。武装も選べて最高。スパルタンは40Kには登場しない兵器で、圧倒的な硬度た過剰とも言える主武装に加えて、26人ものマリーンを輸送できる。ターミネイターにして13人、プライマークも乗れる動く要塞だ。この箱を組み上げれば、
・プラエトール×2で2HQ
・コンテンプタードレッドノート、ターミネイター10人ユニットで2EL
・タクティカルマリーン20人×2で2TR
・スパルタン1両はHS枠でも専用輸送枠でも可。
合計すると1500ポイントほどのアーミーが完成する。このゲームの推奨ポイント帯は2000以上なので、これに兵団固有ユニットやプライマークを入れれば2000ポイントの大台を突破する!

ウルトラマリーン兵団の固有ユニット、プラエトリアン・ブリーチャースカッド。MKⅣアーマーに別売りのアップグレードセット(フォージワールド製)を盛り付けて完成。専用デカールも忘れずに!

それとは別にLiber AstartesもしくはLiber Hereticusという、それぞれロイヤリストとトレイター兵団のデータを集めたデータ本(もちろん背景設定も読める!)が必要になる。今後、それぞれの兵団に固有のコデックスが発売されることだろう(願望)。現状は、例えばアイアンウォリアーを作りたい場合は大逆兵団本たるLiber Hereticusを買うと言った感じだ。それとは別にWarhammer Communityでは兵団本に掲載されていないユニットのデータを集めたPDFも無料配布されている。こちらには狂気のロマンユニットが多数掲載されている。

狂気のロマンユニットの一例。ウルトラマリーンの固有ユニット、フルメンタルス・ターミネイター。全員がサイクロンミサイルポッドを装備しているが、普通こんなことはあり得ない。

というわけでまとめると、
0. 勢力を選ぶ
1. 最低限指揮官1人と基本兵科2部隊からスタート
2. Age of Darkness箱を買う
3. あとは好きなユニットを追加する

というシンプル極まる結論が導き出される。どのようなゲームかはこちらを読みいただければなんとなくわかるだろう。2000ポイントのゲームの模様だ。
今回は以上である。勇敢なる兵士諸君の参戦を待っているぞ!

2000ポイント完成した時は嬉かった!


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