〇〇ちゃん

いつからかわたしは、女の子のことを、ちゃん付けで呼ぶ人がタイプになった。

あの愛でるような眼差しで私のことを見つめて、まるで小さい動物の世話をするようにわたしの名前を呼ぶ、あの感じがたまらなく好きだから。

どれだけ仲良くなっても、ちゃん付けで呼ばれると、自分たちが男と女であることを、無意識に思い出させる。

どれもこれも、貴方が置いて行った、足跡のひとつにすぎないのだけれど。

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