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信じられない私の乳がん検診体験2

乳がん検診でガンと宣告されて2週間はとても
長くつらいものでした。

2週間の間は気をゆるめたら泣いてしまうので
なんとか気合をいれて毎日すごしていました。

ずっと何を食べても砂を食べているようで
私はこんなにも精神的に弱かったんだなと
何度も打ちのめされました。

唯一よかったことは、食欲がまったく
無くなったので、気がついたら3キロも
やせていたことでした。

いつもダイエットを決意するけど1キロやせるのがやっとでした。
そんな私でもこんなにも簡単にやせるんだと
驚いたりもしました。

なんとか、がんばって2週間をやりすごし
やっと大きな病院で精密検査をしてもらう
日がやってきました。

地元では一番大きな病院で、乳腺外科もあり
とても優秀な先生がいるとまわりから励まされ
て前向きに病院に入りました。

まず問診があって、そこに 
「ガンの告知を希望しますか」
の項目がありました。

しかも一番最初の質問でした。

そうだよね、まずそれを聞いてほしかった。
なんの心構えもできずにいきなり「ガン」
って言われたし、、、と考えていました。

いまさら告知も何も、、、と思い、告知希望
にまるをしました。

診察室に呼ばれて初めて会った担当医の
先生はとても優しそうな男の先生でした。

私はいまにも泣きそうな状況だったけど
強くならなきゃ、と気をひきしめて、
「検診でガンと言われました」と今まで
あったことを全部はなしました。

静かにわたしのはなしを最後まで聞いてくださった担当医の先生は、わたしが話し終わったのを確認して、じっとレントゲンやその他の資料をみていました。

しばらく沈黙がつづき、担当医の先生が
信じられないことをいいました。

「これ、ガンじゃないよ」と。

わたしは一瞬なにが起きたかわからず
固まってしまいました。

目が点になっているわたしに、担当医の
先生は、「ガンってそのまわりがギザギザ
しているんだけど、あなたのはつるんと境界線
がきれいだから多分ガンじゃないと思う」
とのことでした。

そんなことってあるの????
と信じられませんでした。

「え?ガンじゃないんですか?」とわたしが
こたえると、先生は「うん、ほぼ間違いなく
ガンじゃないけど、ガンって言われたのなら
心配だよね、一応全部の検査しておこうか」
とのこと。

「リンパにも転移しているっていわれました。」
と伝えたところ、「どこをどうみたらリンパに
転移しているんだろう?」と先生は首をかしげていました。

わたしは奇跡が起きたと嬉しく思う半面、
今までわたしが苦しんできた2週間は何だった
のかと全身から力がぬけていくような感じでした。

その後マンモグラフィー、エコー検査、MRI検査、組織検査などおそらくすべての検査をしてもらいました。

そして、その結果。

「やはりガンではない」との結論でした。

良性の繊維腺腫と診断されたことが
あるのでそうなのか聞いてみたけど
おそらくそうであるとのことではっきり
とした診断ではなかったけど、ひとまず
悪いものではないとのことでした。

そして、今後はこちらの大きな病院が
かかりつけとして検診してくれること
になりました。

しばらくは心配なので1か月、3か月、半年、
1年と検査しようと言われ、1年が経ちました。それでも大丈夫だったので今後は通常通り2年に一度でいいといわれました。

本当に信じられない、こわい体験だったけど
そのおかげで人はいつ死ぬかわからない
と人生観が少しかわりました。

そして、今もきちんと乳がん検診に行っています。

1度乳がんと言われたので、乳がんに関してはかなりしっかり診てもらえています。

今後も油断せずしっかり検診していこうと思います。

やっぱりセカンドオピニオンって大事ですね⭐︎

今日も読んでいただきありがとうございます♪


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