よる、ながい桟橋をわたって

吐息も凍りつく月夜の終わりでは
檸檬色の涙はいつだって
誰にも見えない速さで落ちていく

鏡のなかは今日も空っぽ

イルミネーションのキリンも
めくり忘れたカレンダーひとつ
詰め込みすぎた本棚の傍には
泣きはらした顔で立ち尽くす私

あなたらしさの法則性を
見出すための話です

正しく平和を祈れたら、きっと到着だろう

いただいたお金は、美味しいお酒と新しい本に使い、書くためのエネルギーにしたいと思います。