海外留学したい日本人、国内進学したいオーストラリア人(1)【オンライン英会話Cambly日記vol.9】

マレーシア在住のゆりこです。

私は子どもがここでインターナショナルスクールに通っているためマレーシアに住んでいるのですが、最近いっそう、

「日本から出よう、そのために英語を学ぼう」
「ヨーロッパなら留学費用もお手頃だよ」
「マレーシアもいいよ」


的な話がとみに目に付くようになりました。

それらの話の一部はとても納得のいくものであったり、
あるいは、ご自分のご商売(留学斡旋、指導、オンラインコミュニティなど)に繋げたいんだな、と感じるものであったり、
大げさだと思ったり、すでに海外にいる者として勇気づけられたり、
玉石混交ですが、
「手段としての英語と、英語によって手に入れられる多様性が大切」
という点は、身をもって思い知るところです。

そこで今日のCamblyでは、オーストラリア人のM先生(今は別の国に住んでいる)とそれに関する雑談をしてみましたよ。

若い世代のオーストラリア人は海外留学したいのか


日本ではいろいろなスタイルの留学(私のしている親子留学含め)がブームになりつつある昨今ですが、日本人にとって人気の留学先のひとつであり、とはいえ地理的にはけっこうはずれのほうに位置するオーストラリアでは、やっぱり宗主国のイギリスや、GAFAMの国アメリカなどへの留学を夢見る若者は多かったりするのでしょうか。
それをオーストラリア人のM先生に聞いてみたところ、

「オーストラリアの多くの若者は海外留学を考えていない」

のだそう。
その理由は?

理由1:国内にいい大学がたくさんある


オーストラリア国民の意識として、「自国内にいい大学がたくさんあるし、わざわざ海外に行かなくても」という意識なのだそう。

オーストラリアは人口2500万人で大学の数は約40校。そのほとんどが国公立で、高い教育水準を維持し、それぞれにユニークで実践的な教育を行っているとのこと。
約40校のうちの7校くらい(約18%)がQS世界ランキング100位内に入っているというので、その水準の高さが推し量れます。

ちなみに日本には約780大学があり、そのうちQS世界ランキング100位内は5校(東大:23位、京大:33位、東工大:56位、阪大:75位、東北大82位)なとなっていますね。
オーストラリアの大学の約2割は、東大阪大レベルの学問や研究が行われているんだ…レベル高い。

もともと英語は母国語ですから卒業後は英語圏の国で働くのも問題ないわけで、国際的にも評価の高い大学の選択肢があるなら、確かにわざわざ留学しなくてもよさそうです。

理由2:金銭的なメリット


オーストラリアでは、大学の学費は「後払い」なのだそう。
(自国民のみ。留学生の場合は、学費を支払った期間しか学生ビザがおりないなど、前払いが基本です)

どれくらい後払いなのかというと、なんと10年とかそれくらいの長期の後払いなのだとか。
つまり、入学時点では無料で大学に通うことができ、卒業して就職し、十分にお金を貯めてから、学費を支払えばよいのだとか。

国がどれだけ教育に力を入れているのかがわかるし、これなら出身家庭が貧しくても等しく高等教育の機会が得られます。

ただ、M先生によると、悲しいことに、やはり貧困家庭出身の生徒は入学テストにパスできない人が多いそうで…
システム上では機会は平等に与えられたとしても、日本と同様、家庭の収入はその家の子どもの学力に影響を及ぼす、という傾向はあるようです。

でも、それであっても、「お金の有無に関係なく、試験にパスさえすれば大学に通える」というのがシステムとして確立しているというのは、かなり心強いですよね。
完全に無償ではないにしても、若い時代に、同級生と同じタイミングでの学びの機会を諦めなくていいこの制度はいいな、と思いました。


じゃあオーストラリア人は自国にいてHappyなのか、というと


「日本では、国外に出たい人が増えている感じなのだけど、オーストラリア人は自国にずっと住んでいてHappyな感じ?」

という質問に、

「それは、とても答えるのが難しい問題」

とM先生。

「精神的に病んでいる人も多いし…とても難しい」

えー。
広くて、海もキレイで、よさそうな感じなのに~?

と、ここでレッスン終了時刻になってしまったので、続きはまだ次回に。

(この話題はついでの雑談だったので、話し始めたのがレッスン終了6分前)

まとめ

今日のレッスンでは、オーストラリア人先生からオーストラリアの学校制度について学び、視野が広がりました。
でも、そんな機会均等の国でも、若者は幸せじゃない…?
次回はそのあたりのお話の続きを聞こうと思います。

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留学エージェントの口車に乗せられないで、先を見据えた留学先選びをしましょう。


おまけ:オンライン英会話でこんな風に話してます


私:Japan is on the edge of something, like, the population is decreasing year by year, technology is not very new and innovative internationally.

先生:got it.

私:The newest technologies happen in the US or China these days, right?

先生:Yes…Japan is really revolutionized. So they found when it comes (..ネット不良で聞き取れず..) no one could do that better than the Japanese they came up with the perfect formula. But now it's changing.

私:Yes, it's changing. The world doesn't need perfection, they need innovative things, new things, fast. it's the current of the world.
Some Japanese feel crisis for this kind of situation, the position of Japan. So some people recommend to go abroad, to learn English, to the young generation,
But actually, I really hope such Japanese culture, like accuracy, to be protected, to be maintained because I love Japanese quality. That is comfortable for me. I don't want to lose it.

ブロークンでも、十分通じます。

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