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M.S.S.Pay クソ歌集の感想


初めて買ったMSSPのCDはクソ歌集です!!

と言いたいがために、BOOTHでハマスタグッズを注文したあと、グッズが手許に届くまでの1ヶ月半の間、彼らのCDの購入を我慢していた。

これは、そんなアホみたいなド新規ソウルメイトによるM.S.S.Pay クソ歌集の感想noteである。

本当はCDレポ記事でよく見る、1曲1曲丁寧にコメントする感じの感想を書きたかったのだけれど、クソ歌集に関してはなかなか難しいだろうなと思っていたし、案の定聞いたときにコメントに困るって思う曲もあったので、さらっとさらう程度に留めることにした。そもそもまず私には語彙力が備わっていない。

めちゃくちゃ好き勝手に感想を言っているけど、総じて好きの気持ちで話してます。好きしかない。


1.MSSP音頭

CD購入を我慢した、とはいえ、YouTubeにあがっていたクロスフェードデモはたくさん聞いていたので、初めて聞いたときにはMSSPはこういう楽曲も作るのか~と思った。

昨年のツアーの特典映像で使用された音楽なのかな?PANZERのDVD早く買いたい。


メロディーは好きだし、4人の歌声をしっかり聞くこともできたので、初心者にとってはめちゃくちゃ優しい1曲目だったように思う。

最初FBさんときっくんしか歌ってないもんだと思ってたので(きくえおの声の聞き分けができないくらいには新規だった)、2番であろま先生の声が聞こえてきたときにすごい衝撃だった。

そして、これ全員歌ってるのか!と、うれしい気持ちになった。人外組がMSSPの音楽に関わっていると無条件で嬉しくなる。新規のくせに。(笑)

個人的にはきっくんのことを称した歌詞をえおえおさんが歌っているのが面白かったなって思ってます。日常的に絶対言わないでしょシャレオツボーイとか。って気持ちになった。

FBさんの歌声は古き良きうたうまって感じ。伸びるし太いし、はっきりしていて聞きやすい。オペラ歌手とかミュージカル向けの発声というか、誰が聞いても聞きやすいって感じそうな声だなと思う。水のようにゆるく柔らかく、たおやかな感じ。いい声。

えおえおさんの声は個人的に一番好き。渋みというか、味がある。風流だなって思う。いい声のお手本って感じだなと思います。音域も広くて、もともと持っている声のスペックが高いなって思います。

きっくんの歌声はイケメンの歌声だなって感じます。声だけでこの人イケメンだなってわかる声。FBの声が流動的に形を変えるなら、きっくんの歌声は“そこにある”歌声だなって思った。柔らかすぎず、固くもなく、芯があるみたいな。抽象的すぎるたとえ(笑)

あろま先生の声は本当にかわいい。
歌うことにいまだに慣れてない感じがたまらん。一生そのままでいてほしいって気持ちになってしまう。
個人的に楽曲に感情が乗りまくった歌声が好きではないので、フラットなあろま先生の歌声めちゃくちゃツボ。好き。


夜空を見上げてみれば星も踊る、踊るの歌詞とメロがとくに好き。

ちなみに夏祭り後にこの記事書いているので、この曲聞くと夏祭り回顧してしまう。最高だったよ。楽しそうに盆踊りしてるおじさんたちを微笑ましく見守ったことを思い出してほっこりします。


2.F子のテーマ

タイトルから何となく察してたけどめちゃくちゃオマージュ。想像よりはるかにオマージュしてて面白かった。
元ネタ動画多分見たことないので、どういう経緯で生まれたのか気になった。


余談だけど、CD帯の裏のF子かわいかった。こういう遊び心があるアーティスト大好きなので、CD買ってよかったなと思った。


3.亡者の声
4.インチキおじさん
5.リアルキーマスRESPECT
6.悲しい歌

亡者の声も発足動画がわからないのですが、若干笑っちゃってる先生の歌声と、後ろに入ってるFBさんかな?の笑い声にちょっとほっこりする。
この曲聞くとしばらくの間「うわぁ!やめてくれぇ!」が頭の中でエンドレスリピートされる。

インチキおじさんも明日へ行こう俺は~のフレーズが頭から離れなくなるな~と思います。

キーマスは始まり方はちょっとは○にゃのズ○ダ○ズン○ングンゲームっぽい。超流行ってたなあれ。って子供の頃を回顧します。
絶叫がうるさいと家族からは不評でした。(笑)

悔しいけど悲しい歌はめちゃくちゃ耳に残った。
ごくたまに、ぴーぽぽっぽぴーって頭の中に流れてくるし、えおえおさんがかなしいねぇって言ってくるし、でも大丈夫!まで流れてくる。全然悲しくない気持ちになる。
全く共感していないであろうテンションのかなしいねぇ、と、なんの根拠もないでも大丈夫!と、突然明かされる楽曲のテーマ「叶わない恋に悩む歌」にじわじわくる。

クソ歌の良くないところ、めちゃくちゃ耳に残るところだと思う。ふとした瞬間に口ずさんでいた自分がいたときの衝撃たるや(笑)


7.4人クソ歌モディファイ

賑やかでカオス。
先生のうわぁ!やめてくれぇ!と、キーマスは、子供が、好きの言葉がずっと耳から離れません。

精神に異常をきたした際に見る幻覚を聞いている感じ。呪いかな。


8.アルプス一万尺「イタっ!!」ver.
9.蛍の光「イタっ!!」ver.
10.ねこふんじゃった「イタっ!!」ver.
11.トルコ行進曲「イタっ!!」ver.

発端の動画思い出したし、こうして聞くとトルコ行進曲までは伴奏無くてもなんとなくわかりそうだなと思う。
蛍の光の「ッダァイッ!!!!」が面白すぎて毎回笑ってしまう。ラストの「っア"ーーーー!!!!」も然り。


12.おでん戦争
13.金かして

これはカオス。
動画見ていたはずなのに改めて何だこの曲って気持ちになった。
完全に遊びで作った楽曲で笑ってしまう。
主にきっくんの活舌。えおさんの滑舌もところどころふわっとしてますが、きっくんたまにマジで何言ってるのかわからなくてめちゃくちゃ面白い。
それなのに俺知らね、の言い方が可愛いとか思ってしまってもうだめ。沼。
というかこれがCDになっていることがカオスの極みって感じで、改めて愉快なグループだなと感じました。

おでん戦争の歌詞の、世界が今終わるからのあなたとコンビニへにちょっとドラマ性を感じて好きだなって思う。


14.Z(World War Z 勝手に作ったテーマ)

このCDのこれまでの楽曲作った人たちと同じ人が作ったんなって思ったらなんかものすごく不思議な気持ちになった。かっこよすぎて寒暖差で風邪を引く。


15.M.S.S.Pay

完全にネタ曲だと思っていたのに、実際に聞いたらめちゃくちゃかっこいい楽曲で度肝抜かれた!

いきなり流れてきたイントロがあまりにかっこよすぎて、混乱して、混乱のさなかでよくわかんないままにめちゃくちゃ興奮した。

楽曲がかっこいいこともあるけど、歌詞にロックとか、マスキングとか、ディスタンスとか、時事ネタがさらっと盛り込まれているところや、LockとRockをかけていたり、MAY DAYという5月のハマスタをにおわせるような言葉選びにゾクゾクした。
この人たち中二病だけど時事ネタも今の世の中のこともちゃんとわかる大人の男性だったし、それでも人に何かを届けるエンターテイナーだったんだって感じた。

多分というか間違いなく、コロナ禍で自分たちのライブも含めてエンタメが自粛になったことを歌っているんだと思う歌詞だった。
だけど、最後の方には光という単語が歌詞に使われていて、絶望の中で活路を見出して前に進もうとしてる力強さが伝わってきた。めちゃくちゃ格好いいと思ったし、信頼できるなって思った。
エンタメを諦めてないことを改めて意思表示として見せてもらった感。ほれてまうわ。

消化しきれない自分の気持ちを作品として世に放つことでオタクのメンタルも救うし、自分たちの気持ちも昇華させることができるのは自分たちで楽曲を作っている彼らの強みだなと思った。

ハマスタも諦めてないだろうなって気持ちも感じたので、絶対にリベンジしてほしい。そしてハマスタでこの曲を歌うMSSPを拝みたい。
今書きながら楽曲を頭の中で反芻しているだけでも鳥肌が立つ。かっこいいぞMSSP。


クソ歌集と銘打っておきながら初手からオタクを喜ばせ、最後にM.S.S.Payで王手してくるのずるいなと思った。
買ってよかったと思ったし、そもそもこんなカオスなCD生まれて初めて出会ったので、後にも先にも強烈な印象のCDになった。

投げ銭で課金支援できたことも含めて。

初めて買ったMSSPのCDがクソ歌集なソウルメイトは早くライブでM.S.S.Payが聞きたい。早くこの人たちのライブにPayしたい。


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