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銭形平次について

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2024年5月の記事一覧

大川橋蔵・主演 銭形平次 第129話「ふくろう組異聞」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:井手潤一郎 監督:佐々木康 あらすじ 見張りの武士ですら皆殺しにして盗みを働く凶賊・ふくろう組。 しかし、白井という侍が一命を取り止め、斬りつけた時に見た一味の一人の顔を平次へ伝える。 早速、人相書きが町中へ回され、平次は密告を元に一味の一人を捕まえる。 密告したお秀は、賞金の為に売ったのだと仲間内から村八分にされる。 しかし、お秀には賞金が必要な理由があったのだ。 一方、平次は捕えた男が隠していた、仲間内で合図をする笛を頼

大川橋蔵・主演 銭形平次 第130話「潮風の歌」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:高橋稔 監督:長谷川安人 あらすじ 髪床で働いているが不器用で上手くいかない源助は、今日も客や店主に怒鳴られていた。 所変わって万七と清吉は、評判の女中・お波に惹かれて料理屋へ足を運ぶ。 二人で酒を飲んでいると、女中の悲鳴が響き渡り、駆け付けると蝮の池松が死んだ場面に立ち会うことになる。 平次も駆けつけ捜査を始めると、源助が捜査線上に上がってきた。 源助とお波、それに文吉を加えた3人は同じ故郷から江戸に出て来た幼馴染だった。

大川橋蔵・主演 銭形平次 第131話「浅野屋の娘」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:犬塚稔 監督:倉田準二 あらすじ  平次と八五郎は人殺しがあったと聞き居酒屋を訪れるが、何も起こっていなかった。  さて帰ろうかとした所、店の二階から悲鳴が聞こえ、山三郎という男が絞殺されていた。  案内した女中・お峰の話によると、山三郎は左官の留吉という男を待っていたらしい。  留吉からの書置きもあり、一階で飲んでいた留吉も店から逃げ出したが、聞き込みによると留吉は今まで一度も二階へ上がった事はないらしい。  本当に留吉が

大川橋蔵・主演 銭形平次 第132話「怪盗稲荷小僧」(1968)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:松村昌治 監督:長谷川安人 あらすじ 義賊として人気の稲荷小僧。 今日も軽やかな身のこなしで町方の手をすり抜け、貧困にあえぐ人に小判を配っていた。 笹野に頼まれた平次も稲荷小僧の探索へ乗り出すが、平次に手伝ってほしいと笹野に頼んだ原口と言う同心が稲荷小僧に殺される。 平次は、原口に頼まれた百軒長屋へ潜入を試みるが、平次も知らない間に原口の妹・八重も潜入していたのだった。 果たして稲荷小僧は誰なのか。荒れた長屋を舞台に展開され