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非実在の存在を追い求めた日々

これを書くちょうど1年前、2022年3月27日に僕の大好きだったアイドルグループがであるじゅじゅの歴史を終了した。
じゅじゅってグループがどうして好きだったのか、何故にあれ程通って来れたのか終わる前や終わった直後には上手く言葉に出来なかったのだが1年が経過した今あの時よりは言葉にできるんじゃないかと思いこれを書き始めた。

終わった直後からリハビリ期間

3月27日から約ひと月はオタクとしての今後を考える期間としてどこのライブも行かなかった。僕は超がつく程DDなのであちこちにライブが好きなグループは沢山いるし、好きな推しメンも居た。ただ、どっかのTOとは違ってオタクをやめるとは1ミリも思って無かった。

じゅじゅ終了のアナウンスがあってから終了まだの期間に他の好きなグループライブを見て心を動かされてない、楽しめてないと感じることが何度かあった。ステージではこちらに届けるようなライブしてくれてるのにこちらがそれを受け取れる体勢になってないんだろうと思った。

そんな状態でライブ見に行くのもな…って気持ちもありつつ、まだじゅじゅの思い出に浸ってたいという気持ちや、多くのライブハウスにはじゅじゅとの思い出も有るため思い出して泣いてしまうかもしれないなんて考えたりもした。

じゅじゅが終わったらオタクをやめるか?と問われたら「多分やめないでしょうね。」って答えてた。どうせそのうちライブハウスで騒いでる自分しか想像出来なかった。
しかし、どこのオタクになっているか?と問われても答えは出てこなかった。
じゅじゅ終了のアナウンスが出る直前、2021年末時点でじゅじゅ以外によく通っていたグループのオタクになるんでしょ?とも思ったが、じゅじゅのオタクであっても通ってる現場であってそこのオタクではないという感覚がなんかあった。
結局1年経っても沢山通ってる現場はここですが、そこのオタクかと言われるとそんなことないです。みたいな感覚は続いてる。

そんな感じの一月後に突然の復帰戦が訪れる。ねうちゃんが新グループキングサリでデビューするというお知らせがあったのだ。
オタクの物語とは地続きな世界を渡り歩くものだと思っている。過去の自分と現在の自分は繋がっている。だからこの日はじゅじゅを好きだった者として行けるなら行かないとという気持ちがあって行ったことを覚えている。

なんだかんだ結局じゅじゅ関連のところからオタク復帰したのである。

じゅじゅの幻影と巡り会う日々

1.ゆらね生誕2022

ゆらゆらね生誕2022フライヤー

ねうちゃんの新グループスタートが無かったらどこからオタクに復帰してたかというと、おそらくゆらね生誕2022だっただろう。
普通にじゅじゅメンの生誕だし行くか!という気持ちと、ねうソロの出演もあるしねという結局じゅじゅオタなムーブである。

この日はじゅじゅの食をやった。(ついこの前まですっかり忘れてた)

その後は徐々に色んなところへライブ行くようになり新しいグループとも出会っていくことになる。

2.明暗りあ(シンダーエラ)生誕

明暗りあ生誕2022フライヤー

シンダーエラの明暗りあ生誕、ゲストにゆらね(ソロ)の出演があった。シンダーエラとChick-flickという組合せだけでじゅじゅオタソンビの出席率上がりそうな上にゆらねちゃん居るなら楽しいに決まってる!とこれまたじゅじゅオタ同窓会しに来たみたいな感じである。

この少し前にシンダーエラがじゅじゅの曲でもあったブルーバックバウンダリーを引き継いで歌うようになったことは知っていた。
そのブルーバックバウンダリーをゆらねと歌うなんてね。

3.十六夜ポラリスワンマン

十六夜ポラリス1stワンマンのフライヤー

じゅじゅが終わった後の新しい出会いのひとつが十六夜ポラリスである。プロデューサーはゆらねである。7月のデビューからゆらねが育ててる女達だしな、と度々様子を見に行っていたのだがデビュー2ヶ月で1stワンマン。所属事務所クロスアイデア(じゅじゅやシンダーエラも同じ)としては異例の速さである。
ゆらねPの「私がして欲しかったことをなるべくできるようにやってる」との言葉通り、十六夜ポラリスはクロスアイデアのだいきPを反面教師とした?スピード感で動いてて驚くことも多い。

そんなワンマンで披露されたのがじゅじゅの月光ピエロのカバーである。
月や星をコンセプトとしたグループなのでじゅじゅの中でも月をテーマとした月光ピエロという選曲にも納得。
この後も十六夜ポラリスちゃん達沢山登場するのでよろしくです。

4.愛好こばと(Chick-flick)生誕

お次のイベントは明暗りあ生誕にも出演していたChick-flickの愛好こばとの生誕だった。
Chick-flickさんってぺいりんずの元桜木もち子プロデュースのグループでありじゅじゅとも対バンしたことあるし、じゅじゅのオタクとも縁が深い。
なんと言ってもこの生誕の主役でもある愛好こばともじゅじゅのちゅんさんの熱心なオタクでしたからね。

そんな子の生誕、ちゅんさんが出なくてもカバーとかしそうだなって思ってたらご本人登場でちゅんさんとじゅじゅの零をコラボした。
アイドルやる前から推してたアイドルとステージで共演するステージというのは保護者面するわけじゃないけどくるものがあったな。

5.五月あめ(十六夜ポラリス)生誕

五月あめ生誕のフライヤー

十六夜ポラリスのプロデューサーはゆらねであり、クロスアイデアに来る女の子なのでじゅじゅとか好きな子そりゃ居るよね。
そんな五月あめ生誕ではじゅじゅの非実在聖少女とMelianを他の十六夜ポラリスメンバー引き連れたりゆらねとコラボしたりして歌った。

6.白枷ねむ(十六夜ポラリス)生誕

白枷ねむ生誕フライヤー

次も十六夜ポラリスのメンバー、白枷ねむの生誕だった。ゆるりゆるりと通ってる十六夜ポラリスなんですが、ゆらねPも共演するイベントとなると高頻度で出席してます(もしかしたら全部行ってるかも…)。
そんな白枷ねむ生誕でゆらねとコラボして披露されたのはイトシスギテだった。
この曲は振りが2人ずつ逆になるところがあり、いつも推しの振りコピしてたんですがこの日は目の前の女がいつもと逆の振りをしてて混乱した。オタクも振りを覚えてるもんですな。

7.みおり生誕2023

みおり生誕2023のフライヤー

3人揃っるしもう、ほぼじゅじゅじゃん。当然の如く顔馴染みのオタクしかいないような現場だった。各々のソロの後にコラボステージがあった。
やるだろうとは思ってたじゅじゅの曲。愛の苑と食。じゅじゅの生誕と言えば食で締めるのがお約束みたいなとこある。ラストライブですら声が出せない中での開催だったので久しぶりに食で声出してとても懐かしくなった。

8.ネ兎ねう(キングサリ)生誕

ネ兎ねう生誕2023フライヤー

そしてこの1年の〆とも言えるイベントがねうちゃん生誕である。事前にnoteで何をやるかの告知までしてくれた。

このnoteでも告知があった通り、愛の苑をソロ歌唱、非実在聖少女をキングサリメンバーと一緒に披露した。

僕の知る限りこれがじゅじゅに関連する人達によるじゅじゅのカバーがされた全イベントである。

僕以外にコンプしてる人が居るというアンケ結果なんですが誰か分からないので謎は深まる()

オタクは何を追い求めてたのか

ちょうどネ兎ねう生誕の日にこんなツイートがあった。

じゅじゅの非実在聖少女を作っていたりキングサリの曲も作っていたりするアーバンギャルドの松永天馬さんの言葉である。

僕自身はアーバンギャルドについても全然詳しくないしじゅじゅのオタクになったことをきっかけに歌を聞いたくらいである。ねうちゃんやちゅんさんが昔から好きだったり、アーバンギャルドの主催フェスにじゅじゅが出演した際ににライブを見た事がある程度だ。

僕がじゅじゅオタになったのがちょうどアルバムMelianの発売時期だったのだが、その次にCDがリリースされたのがこの非実在聖少女(約1年後)だった。やはり自分がオタクになってからの新曲というものには少なからず思い入れがあるし、この曲はメンバー全員の歌割りもほとんど覚えてるくらいには好きである。そんな曲を作った人が歌は蘇るって言っててなんか納得した。じゅじゅのライブが好きだったんだ。

この1年非実在の存在となったじゅじゅというグループの実在を信じてオタクしてたんだな。じゅじゅのオタクとしてはある程度満足して終わったと思っていたが未練タラタラだったんですね。

僕はステージで歌って踊るアイドルという存在が好きなのでこの1年ステージに立っていたねうちゃんやゆらねには意外と会いに行っていた。結局、じゅじゅというアイドルだったあの子達もずっと好きなんですよね。

自分のことをじゅじゅオタゾンビなんて言ってましたが、来年の今頃はどんなオタクしてるんでしょうね?

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