クソゲーも楽しみ方がわかれば面白い。楽しみ方が分からないからクソゲーに感じる。

最近このnoteきっかけに、「色んなことを楽しめる人が羨ましい」みたいなことを言ってもらえるので、今回は僕が自分で思う楽しめるコツみたいなものを紹介したいと思います。

ユーズド・ゲームズという雑誌をご存知だろうか?聞いといてなんだけど、ほとんどの人は知らないと思う。知ってるのはコアなおじさんゲーマーくらいだろう。僕が中学生くらいの頃に読んでいたゲーム雑誌だ。

当時は64、プレステ、サターン等が登場して最新の家庭用ゲームが盛り上がり、ゲームセンターではSNKやカプコンの格ゲーが盛り上がっていた時代だが、そんなご時世にちょっと古いゲーム、主にファミコンやスーファミ等のゲームを紹介していたと記憶している。

僕はこの雑誌を見て見つけた古いゲームでよく遊んでいた。元々は友人の兄がコアなゲーマーで、この雑誌を教えてもらったのだが、奈良の田舎の中古ゲームショップでは叩き売られている古いゲームの楽しさを解説して紹介されていたので、この雑誌はかなりコスパが良かった。

古いゲームなのでネタバレも込で楽しみ方というか、面白さが紹介されていたと記憶している。

実際に雑誌で紹介されていたゲームをプレイして面白かったこともあれば、つまらなかったこともあるが、元が叩き売られているゲームだったので楽しければラッキーみたいな感覚だった。

この雑誌の1番の見所は、名作等と言われていた有名人ゲームでは無く、多くの人が見逃したかもしれない知名度が低いゲームの「楽しみ方」を紹介していたことだと思う。

この雑誌から得られた体験としては、『「遊び」って意外と「楽しみ方」が分からないと面白くないものも多く、なんとなくでは楽しめないことも多い』ということだと思う。

エンターテインメントなんて、何も考えずに楽しみたい!って人はここで読むのをやめていただければいいと思います。ここまでお付き合いありがとうございました。


ここから先は、楽しむために何を考えるかという話をしていきたいと思います。

ここまでのまとめを軽くすると、楽しみ方というのは、人それぞれであり、「こういう風に遊べば楽しい」という遊び方に正解はひとつじゃないので、遊び方Aで面白くなかったとしても遊び方Bなら面白いかもしれないという話、そして、それは自分では気付けてないかもしれないということ。

このnoteは基本的に「アイドルオタクを楽しむ」という点で書いているので、アイドルオタクの楽しみ方に落とし込んでいきたいと思う。

アイドルオタクも楽しみ方は人それぞれだ。コロナ渦では制限されているがコール等声を出して騒ぐ楽しみ方、振りコピや推しジャン等身体を動かして楽しむ楽しみ方、ライブの一挙手一投足を観て楽しむ楽しみ方、聞き入って歌声や音を聴く楽しみ方、撮影可能なところなら撮影するという楽しみ方、ライブそのものより推しメンとのコミュニケーションを楽しむというか楽しみ方もあると思う。

だが、実際にやる前から楽しいかどうか、自分が楽しめるかは分からない。だから自分が体験して楽しみ方の中から自分が楽しめる楽しみ方を見つけるしかない。

また、楽しみ方を見つける為には、知識がある程度必要だと思う。コールやMIXを叫んで楽しむためには、何を叫んでるのか知る必要が有るし、撮影を楽しむなら撮影してからSNSへ掲載するという一連の過程の中で何をしているかを知る必要が有る。見てる楽しむ・聴いて楽しむにしても音源や他のライブではどうだったというかのを知らないと楽しめない部分もあると思う。他の人がその行為を楽しんでいるのは何を楽しんでいるのか知った上で自分も体験していくことで楽しみを知れるんだと思う。

ゲームと違ってアイドルの楽しみ方なんて紹介している媒体は少ないが、webメディアでのグループの良さの紹介やオタクのSNSを追って、「〜が楽しい!」みたいな細かな情報等、色んな情報源から自分の楽しみ方を知れば今よりも少し楽しく遊べるんじゃないかなと思う。

また、アイドルはゲーム等と違い完成されたエンターテインメントでは無く、デビューしてからもデバッグが続いているし、ちょっと見ないうちにアップデートされて面白くなっていることも有る。新メンバーや新曲という追加コンテンツの実装で面白さのバランスが大きく変わることもあるコンテンツでもある。

つまり、1度は面白くないと思っても時間をおいて見てみると楽しくなってることも有るので時間が空いたら懲りずに再度見てみることをオススメします。実際に僕も久しぶりに見てアップデートされたグループがめちゃくちゃ楽しい!と思ったことがある。

同じお金を払って見てる対バンイベントなら、楽しめるところが多いほうがお得だ。知らないグループもオタクを見て楽しみ方を真似てみれば楽しさが見つかるかもしれない。


この記事を読んでくれた貴方にとって、この記事が僕のユーズド・ゲームズになっているといいなと思って締めくくります。貴方が少しでも新しく楽しみを見つけられますように。


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